2008/06/23

【Diary】まだ言うか!

Docomo揶揄シリーズ第5弾…ってか、もうだんだん哀れになってきたよw

ITmedia:ドコモにはプラダフォンがある」──山田新社長(意図的にタイトルの後半を切りました)

NTTドコモの山田隆持社長が6月23日、就任後最初の定例会見に臨んだ。ソフトバンクモバイルからの国内販売が決まったiPhoneについて、「去年(初代が)発売された時はみな驚愕(きょうがく)したが、その後はタッチパネルを各社が採用してきている。ドコモ陣営にはプラダフォンがあるし、SH906iもあり、こうした端末で対抗していきたい」と話した。
◎まだ言うか! まだプラダフォンと言うか! その根性が凄いですよ。 どこまでプラダ好きなんですかw

◎ちなみにiPhoneの初期費用は実質2300円、月額支払いは7200円ぐらい。これに、初期費用10万円の携帯で対抗しようと言う訳で。 しかもパケホーダイやると、経年割引でもない限りドコモで8000円を切るのは結構難しいような…

◎まあ
6月20日の株主総会を経て、ブランド一新とともに就任する山田社長が掲げるのは「変革とチャレンジ」。「お客様視点」の理解と徹底を社員に求め、「ドコモ宣言」の実行で“強いドコモ”を取り戻すのが新社長の使命だ。
とか言ってるけど、全然説得力がないなぁ。自社の技術とブランドの囲い込みが必ずしもユーザに受けないと言う数々の先例(直近の例で言えばPS3)から何も学んでない訳で、社長が替わっても何も変わらなさそうだ。

※ちなみにだーいぶ前の日記アーカイブを読み返すと、私ソフトバンクも結構叩いてます。
ただ当時は倫理欠如した料金設定やCM戦略がかなり目につきましたが、紆余曲折を経てある程度市場認知度を高め、順調にシェアを伸ばした営業手腕は素直に認めるべきだろうな、とも思います。
ある種、現状のドコモとは(いろんな意味で)対極の存在、ですね。

※さらに追記。
まあ新社長の立場からすれば前社長が引いたレールを最初の会見でいきなり全否定する訳にも行かないし、結果も出ていない現在進行形のビジネスをいきなり止められないし、源段階ではとにかくこのまま押し切るしか無い…と言う苦しい立場なんでしょう。
巨大組織のトップに立つ人間は、実はその組織にとって唯一かつ最大の「駒」でしかない、とも言えますからね。 哀れと言えば哀れ。

2008/06/19

【Diary】そして今更

iPhoneに見捨てられた怒りのドコモ揶揄記事第四弾! と自嘲的に。

MSN産経ニュース:ドコモが個人向けにスマートフォン発売

世界的に人気の高いカナダRIM社製スマートフォン「ブラックベリー」を、日本の個人ユーザー向けに8月から販売することが18日、分かった。ドコモはこれまで法人顧客に限って供給してきたが、市場拡大を背景に小売店にも販路を広げる。ソフトバンクモバイルが7月に投入する米アップルの「iPhone(アイフォーン)」に対抗する狙いもあり、海外で人気のスマートフォンが日本市場で全面対決する。


で、日本におけるBlackberryの扱いを見てみると…
FOMAプラスエリアには対応しておりません。
カメラは搭載しておりません。
iモードには対応しておりません。
有害サイトアクセス制限サービス(フィルタリングサービス)に対応しておりません。

iモード非対応で、現状ドコモはiモードとしてしかデータ定額を認めていない(フルブラウザには定額コースは有るが、これは別途上乗せ料金が掛かる)わけで、つまるところパケ死直行ですね。

◎そしてなによりダサくてデカい。 そもそもiPhoneはスマートフォンに興味が有る層よりは一般のコンシューマ携帯を使用しているユーザへの訴求効果があるのであって、そういう人たちがこんな実用性一辺倒の端末を欲しがるとは到底思えないなぁ。
かといってドコモの場合、そういう顧客層には10万円もするプラダケータイを売ろうとする位だし、そのへんのセンスのズレは、如何ともしがたいんだろうなぁ…営業の人の苦労が忍ばれます。

2008/06/14

【Diary】朝令暮改

iTPro:NTTドコモ中村社長、iPhone獲得を続行する方針を示唆

iPhoneの販売契約に関する本誌の質問に対し「(国内の販売契約は)排他ではないと聞いている」と,契約獲得を続行する方針を示唆した。「できれば1番目に欲しかった」として,先行された悔しさをにじませるとともに,2番目の獲得を目指す方向性を示した。
◎たった3日で意見を転換とは恐れ入る。 今更こんな意見を誰が信じるんだと言う感じだが、余程Docomoの内部が混乱しているという証左だろう。 営業担当役員の突き上げでも食らったのかな? 何せこの失言は、株主や経営陣からの訴追にも繋がりかねないレベルだからね。

◎それともこれは「経済新聞」の肩書きを持つマスコミ(iTProは日経系)を通じた、株価対策だろうか?
仮にそうだとすれば、この社長、消費者と株主の双方を馬鹿にしている。 これではさも「株主は企業の現業になど興味は無い」「消費者が何を言おうと株価対策をする限り経営には影響しない」と態度表明している様なものだからだ。

◎私の様な一介のサラリーマンが言うのも烏滸がましいとは思うが、エグゼクティブたる者その一挙動一投足全てが周囲に「行間を読まれ」、だからこそ全てにおいて「含みを持たせる」ことが最も重要なテクニックではないのかな。

2008/06/10

【Diary】見限るべき時なのか?

このエントリを書いた時点では、DocomoがiPhoneの対抗にプラダケータイを当てようと言う姿勢を、まだ笑い飛ばす事はできた。
しかし、コレは無いだろう…
日テレNews24:iPhone新機種、ドコモ可能性なし
本文中では大企業様に配慮してか「現在の所」発売の可能性は無い事を明らかにしたとあるが、画面にはしっかりと社長の言葉で「それはない」と明言している。
ドコモの姿勢が明確に現れたと見て良いだろう。

◎何よりもこの社長の発言は、発売可能性を含みで残した自社広報の精一杯の知恵を、たった一週間であっさり粉砕した事にもなる。
前のエントリのコメントで私が書いた

iモードを中心としたネットワークの囲い込みビジネスを展開しているDocomoにとって、その枠組みを根底から壊しかねないiPhoneを売る勇気があるかどうか、という点だと思います。

と言う点に対して、Docomoは誰にでもわかりやすい形でノーを突きつけてくれた訳だ。

このエントリで私が書ききれなかったもう一つの点、それは「大企業であるが故に、製品利益よりもビジネスの既得権益を優先させてしまう」と言う点だ。 この点に関して解説すると長いので省くが、この面においてはDocomoもM$も似た様なもんだということだろう。

◎もしかしたら本当にDocomoのユーザはiPhoneなんか興味が無いユーザーなのかもしれない。
実際売れるかどうかは未知数だし、売れても売れなくても不思議ではない。
しかし残念ながら私には、自分が「欲しい」と思えるモノを放棄してまで、既存の延長で「安心」を得て満足する程
人間が出来ていないし、自分の求めるものの為に「安牌」を切る勇気もあるつもりだ。(だからMacに乗り換えた)

10年分の継続割引を天秤にかけたとしても、もう見限るには十分な材料なのかもしれない。

※ちなみに、プラダケータイは売価が約10万円、対してiPhoneは今の所、8Gモデルが199ドル、16Gモデルが299ドルとなる。
現在のドル円レートは105円近辺だが、レート変動を見積もって130円だとしてもそれぞれ¥25,000、¥35,000。
これで対抗出来ると思える程、Docomoの頭の中はお目出度いのだろうか…

2008/06/09

【Diary】報道は誰が為に 真実は誰が為に

BBC News|Asia-Pacific:Bewilderment in Tokyo after attack

The suspect is reported to have told police he was acting alone. He is quoted as saying he was "tired of life".
But inevitably once the focus shifts from the plight of those victims still being treated back to the attacker, questions will be asked about what could have driven a man to murder passers-by in a busy shopping street.
Can it be explained away as the action of a deranged individual which could not have been foreseen or prevented?
Or is it a symptom of something more disturbing in Japanese society, pressure or stress so great that it drives troubled people to commit terrible acts with tragic consequences?
◎BBCは問う。 何故彼を殺人に駆り立てたのか。 彼の行動を「狂人の凶行(action of a deranged individual)と片付けてしまって良いのか。
それに対し、国内マスコミの答えはこうだ。
FNNニュース:東京・秋葉原無差別殺傷事件 容疑者、事件3日前に職場で激怒、奇声発する
※容疑者名はあえて伏せました。 引用文も同様。
また、別の同僚によると、容疑者の部屋は、同人漫画誌が数冊ある程度で、物はなく殺風景だという。
そして容疑者は、カラオケでアニメソングばかりで、「アニメなど2次元世界にしか興味がない」と公言していたという。
日本のマスコミの質の低さ、思考停止ぶりは今更何も言う事は無いが、マスメディアの基本に立ち返ってみると彼らは「読み手が望む情報」を流す事が基本原則である。 つまり日本のマスメディアを読む人にとって、この事件はあくまでも「狂人の凶行」であることを望んでいる。 いや、そうでなければならない、そうでなくては困るのだ。

◎何が困るのか。 それはBBCが一つのヒントを呈している。
They blame the pressure people feel under - Japanese society can be intolerant of failure, or of difference.
If you do not fit in, do not get a job or do not behave like everyone else you can be ostracised.
Many worry too about growing inequality here.
People on the margins of society see a greater gap between themselves and those in work than perhaps there was before.
◎日本社会における狂信的な程の社会平等主義と、そこからのドロップアウターの行き場の無い閉塞感、マイノリティへの強迫的な畏怖。 BBCの着眼点は、我々日本人が皆目を背けたがる、自分自身が属する社会の矛盾と欺瞞を浮き彫りにしている。

◎そして我々はその社会に属するだけでなく,その社会を築き,その社会の中で暮らしている。 相対的貧困層の少ない日本においては、社会に依存する事で生と富を享受している。 たとえそれが矛盾や欺瞞や嘘に満ちあふれていても、それを否定する事は,自分の生存権を否定する事に他ならない。

◎マイノリティでも、ドロップアウターでも、酒でもタバコでもフィギュアでもゲームでも何でも良い。 何かスケープゴートを作らなければ、矛先は必ず「社会」に向き、その社会を構成・運営する要素…民主主義に置ける究極の構成要素は市民と企業とマスコミ、に向けられる。それは社会の改変を意味し、大多数に取って望まぬ「痛み」を要求する。
…それだけは避けなければならない。 自分が痛みを受ける前に。 これはもはや人間の原罪だ。

◎外様のBBCに真相を突かれて恥ずかしいと思う反面、その「恥ずかしい側面」に依存しなければ生きて行く事が出来ない「欺瞞のサバイバビリティ」。 BBCが最も世界に伝えたい事は、そのことなのかもしれない。

2008/06/08

【Favorite】IT素人が考えるM$のジレンマ

ITPro Research:OpenOffice.orgは22%、Google Docsは11%が使用,オフイス・ソフト利用調査

◎この記事の自由記入欄を見ていると、Vistaの評判も散々だが、Office2007の評判も散々のようで、特に変わり過ぎたユーザーインターフェース、複雑過ぎる機能実装、重すぎる動作に非難が集中しているようだ。 一方で機能・インターフェースの面ではとっくにレガシーの域に達しているOpenOffice.orgが脚光を浴びている。 何故こんな事になってしまっているのだろう? 顧客は先進機能を望んでいないのだろうか?

◎この問題を考えるのにぴったりの事例がある。 それはIE6だ。 IEは「第一次ブラウザ戦争」と呼ばれる競争に勝ち抜く為に様々な改良を施してきたが、IEの独占状態が確立された段階で、数年後にFIreFoxと言う新たなる競合相手が出てくるまで、その改良を完全に停滞させてしまった。
そりゃそうだ。 IEと言う何の利益にもならない無償ソフトの為に自社の開発者リソースを振り分けて、コストを払ってまで開発をさせる理由は無い。

◎そしてそれはOfficeやVistaも同じだ。 市場を独占してしまった段階でM$はその歩みを停滞させてしまっても全然問題ない。
しかしIEと決定的に違うのは「利益になる」点だ。 M$はOSやOfficeを売った金で利益を上げ、自社の開発者を食わせなければならない。 そしてその開発者を留め置くには、常に新しい分野・新しい技術へのチャレンジを継続させなければならない。
OfficeやOSで利益を上げるだけなら、最低限の改変や最適化設計による低ロード化等の「小手先の改良」で新バージョンを謳わせ、アップグレード料金を市場から巻き上げれば良い。(開発規模の小さいDTMソフトなんて、この傾向は顕著)
しかし、M$はそれをやるにはあまりにも開発セクション…と言うか企業の規模が大き過ぎる。 それこそ世界的トップ企業に勤めるM$の開発者にとって、新規性のない改良機能の実装、レガシーな機能の低ロード化に、果たしてどれだけの開発者が「やりがい」を見いだすだろうか?

◎既存機能の改良や低ロード化は、ハードウェアの世界に置き換えればまさにローコスト設計(VE)の世界だが、わざわざこの分野に好き好んで足を突っ込む設計者が居たら見てみたい。 それぐらい、レガシーの改良は「ツマラナイ」世界なのだ。
(まあこれは、教育の問題が大きいんだけど。 学校での技術者教育の過程で経済理論やコスト工学を教えてれば、また違うのだろう)
利益の為だけにお茶を濁す様な開発を続けていては、あっという間に自社の優秀な開発者が逃げ出しかねない。 それを防ぐには開発者が喜ぶ様なテーマが無いとダメなのだ。 しかも、大規模に。

◎しかし一方で、Officeのように機能がある程度完成域に達し、コモディティ化すればするほど、顧客はコンサバティブになり、「新しいもの」よりも「成熟したもの」を求める。 そしてそれはM$が理想とする製品開発のありかたと相反する。
ここでM$に、Appleのような「顧客が望んでいなかった、しかし実現すれば顧客に受け入れられるような」サプライズ・・・良い意味での「裏切り」が出来ればまだ良いが、それを開発するにはリスクが大きすぎ、そしてそのリスクを選択するにはM$は企業としても政治力としても大きすぎる。
そして更に言えば、なまじ一流の技術者を擁立するがゆえに、M$にはサプライズを起こすセンスも無い。 それはこれまでの製品を見ていれば明らかだ。

◎結局M$は、「顧客に受け入れられる製品作り」と、「自分を食わせていくための製品作り」という相反するジレンマの中で苦しんでいる状態と見える。そこから脱却するために取り組むべきことは、コンサバティブとなった自分自身を否定し、利益より自己満足を優先する社内の贅肉をそぎ落とし、モノ作りの自由度を手に入れることだ。 そしてそこから(Linuxや、OOoのように)顧客の明示的な要求を受け入れるか、(Appleのように)顧客が潜在的にすら気づいていない新機軸を開発するか、あるいはそのどちらにも属さない独自のモノ作り(それが何でどういう方法かは、私にもわからないが)を進めるかを選択すること、と考える。
何も出来ずにジレンマに苛まれたまま今の路線を続けるか、痛みを伴ってでも次世代の「Microsoft」に歩を進めるか・・・M$を見捨てたものとして、興味がある。
・・・って、私は株主でも経営者でもなんでもない、ただの一介のサラリーマンで、ただの利用者・消費者なんだけどね。

【Favorite】IT素人が考えるVista後方互換性問題

Cnet Japan:「Vista移行への機は熟した」 --MSが企業ユーザへのアピール強化

Microsoftが顧客に伝えたがっているのは、Vistaでは、オペレーティングシステムカーネルおよびデバイスレベルのソフトウェアに、かなりの新しいコードが採用されたという点である。確かに、XPからVistaへの移行は、決して単純なものではなかった。しかしながら、4日にリリースされたリポート資料によれば、VistaとWindows 7は、この分野においては多くの面で互換性があり、結局のところ、顧客は歯を食いしばってでも移行に臨まねばならないことを意味している。
 「顧客にとっては、常に乗り越えねばならない、ある程度の評価期間というものがある。ある場合は5分で済むかもしれないが、12~18カ月も要することがある。しかしながら、問題となるのは、顧客として、あなたが要する評価期間は、一体どれほどであろうかという点である」


ZDnet: Windows 7:待つべきか、待たぬべきか、それが問題だ
「Windows 7を待つ必要はない。Windows Vistaを配備した顧客にとってのアプリケーション互換性を最小限に抑えることはWindows 7リリースでの目標とされている。これはWindows Vistaではカーネルとデバイスのレベルで大幅な刷新があったためである。Windows 7リリースはこれらの領域ではマイナーな変更しか加えない見込みだ。Windows 7がリリースされるときに依然としてWindows XPを利用している顧客は、Windows XPからWindows Vistaに移行するときにみられるのと似たようなアプリケーション互換性をWindows 7に移行する際に体験するであろう。」


◎Vistaにまつわる諸問題の影響でMac OSやLinux(Ubuntu)への注目が高まっている。 OS XはLeopard発表以後順調にシェアを伸ばしているし、2chなんかを見ているとVista関連スレを見る度、他OSへ移行しようという声も高まっているようだ。 ただ、OS Xユーザの視点から見てみると、互換性問題を理由としてVistaを見捨ててOS Xに移行するのは、実は非常に近視眼的なモノの見方ではないだろうか。

◎OS X自身、少なくとも3世代目のPantherに至るまでは完全に「マニア好み」「イロモノ」扱いで、ロクな評価は受けていなかった。 OS Xの優れた安定性や堅牢生は、レガシーなOS構造を捨て、カーネルを一から更新し、後方互換性をほとんど考慮しない設計を行った事に因って実現されたものだ。

◎そして今はPower PCからIntelへの移行に伴う後方互換性の問題が付きまとっている。 どちらもソフトウェアベンダーには大きな負荷を強いるものだし、ユーザにも各種資産の更新、利用アプリケーションの変更・再構築とワークフローの再学習と言うパラダイムシフトを要求する。
この状況は、今現在Vistaが直面している状況に近い。 むしろ、ある程度は後方互換性が確保されているだけ、Vistaのほうが「まだマシ」だ。

◎何よりも、Apple自身が「ハードとOSとアプリを統合したプロダクトデザイン」を重視するため、時として残酷な程後方互換性を切り捨てている。 そしてこの傾向は、少なくともSteve Jobsが経営の実権を持つ限り続くだろう。(Jobsがやらかした互換性切り捨ての項目を延べ挙げたらキリが無い程だ) そしてその都度Macユーザーは移行の為のコストと手間を(何故か喜んで)支払ってきた。

◎それを考えると、今現在Vistaの互換性やユーザビリティ問題で文句を言っているユーザー層が、果たしてMacに移行した際、上記の様なAppleの仕打ちに耐えられるだろうか?
それが出来ないなら素直にVistaに移行した方がまだ幸せだと思う。

【Sound Works】MOTIF-Rack XSが出たと言う事は…


YAMAHA:MOTIF-RACK XS
◎とっくにリリースはされていたのだが私が全く気がついていなかったw MOTIF-XSのラックバージョン。 特にラックになったからと言って音源部の機能向上が有る訳ではなく、単にラックにしました的なシロモノだが、ソフト音源全盛といえどもラック音源の人気は高いらしい。 まあ確かに私も、Garageband Instrumentsは便利だけど、物足りなさを感じる事もあるからね。 音源は容量が全てじゃないってことか。
しかし今回インターフェースをノブ中心のものにしてきた。 これ、インターフェースが難解過ぎてさっぱり売れなかったFS1Rのそれに酷似してるんだが、果たして大丈夫かいな。
まあFS1Rと違って、実際のエディットはPCでやれ、って事なんだろうけど。

◎まあ私にとってみればラックの発売はたいしたニュースじゃない。 餅が出て、ラックが出て、と来れば、次のSシリーズへの期待が高まるというものだ それでなくてもXS系のエンジンは生音の迫力がすごいのだから、バカみたいな容量のピアノWave積んだモデルを出して欲しいな。

2008/06/04

【Diary】さらばiPhone,楽しかったよ

◎負け惜しみみたいになるから、あまり触れたくなかったんだけど、触れざるを得ないよなぁ…
「iPhone」、年内にソフトバンクから登場
正直経営や政治レベルでどーいう話になったのかは良く判らないけど、Docomoユーザの私としては非常に残念。
まあ事業の実態はどうあれ、プレゼンテーション・契約折衝の手腕において、公務員上がりのDocomoなど孫正義氏の的ではなかったのだろう。 SBはそうやって企業を大きくしてきたのだから。

◎しかしコレに対するDocomoの,このコメントが最高過ぎる。
プラダケータイって…負け惜しみにすらなっていないこのコメントである。
プラダケータイは携帯端末としての出来の善し悪しよりもファッションブランドの波及力で勝負をするようなシロモノではないのか。(少なくとも市場はそう認識していると思う)
ブランド勝負の端末と、プロダクトパッケージで勝負するiPhoneが代替関係にあるとDocomoが本気で思っているなら、Docomoの経営や営業や広報はマーケティング力が全くないと自ら喧伝してるようなものだ。

◎まあ実際は、自社開発技術・コンテンツおよび(インセンティブの原資となる)国内端末メーカーの保護が第一義のDocomoにとって、Apple優先のビジネスモデルが受け入れられなかったのだろうけど。 だからLGも「プラダ」の名を冠した企画端末しか出させてくれないのだろう。
勿論そんな事は社外に対して説明出来ないのは判るが、だからと言ってこのコメントは無いだろうに。
殿様商売しか出来ないから負け惜しみのコメントもうまく言えない。 プライドってのは恐ろしいものである。

◎しかしSB,まだWWDCも始まっていない段階でこの発表は大丈夫なのだろうか。 Appleはこの手の事前情報リークを極端に嫌うのだが…
それにSBはエリアカバレッジの低さ、ネットワーク網の貧弱さ、設備投資の伸び悩み、ARPUの低下と、様々な不安要素を抱えている。
一人のAppleファンとして、せめてApple/iPhoneのブランドに傷をつけるような真似だけはしてほしくないのだが…

2008/06/01

【Diary】ラジカセへの回帰→その後

この記事で取り上げたONKYO CBX-Z20を近所の電気屋にiPodを持ち込んで鳴らしてみた。
…うーん、Onkyo,やっぱ持病が治ってないな。 高域・低域は元気だが、やはり中低域が腰砕けな上、中域のブーミーな「箱鳴り」感が強烈で、締まりがまったく無い。 「こもり」とも評せるこの箱鳴り感、Onkyoの5万円以下のモデルはどれもそうだ。(FRとか) 一言で言えば「バブルラジカセ以上の音はしない」。まあ値段的にもコンセプト的にもバブルラジカセみたいなもんか…

◎同じバブルラジカセ系の音なら、隣に置いてあったBoseのSoundDock Portableのほうが好感が持てた。 音の傾向は似た様なもんだが、定位はまだしっかりしている。 キャビネットの自重が無いので中域がブーミーなのは仕方が無いが、これならまだ聞くに堪えるレベル。
今度時間があったらJBLとかその辺も試してみよう。