2012/01/25

【Diary】雪

◎てなわけで今年もドカッと雪が積もってしまった。 雪が降ると何が困るって、車のことである。
一応私の部屋は駅まで歩いて15分少々の立地で、駅から会社までは送迎バスが出ているのだが、何しろ歩くのが面倒&雪降ると駅までたどり着くのに30分近くかかる。かといって、私の車はRX-8。 タイヤ代バカ高でスタッドレスなんぞ買えず、さりとて駆動形式は雪道激弱のFR。 出来る事なら雪は降ってほしくないのである。
(ま、首都圏で雪降って喜ぶ人もそうそう居ないか…)

◎しかしこの日、前日に携帯をマナーモードにしていたのをすっかり忘れてそのまま寝てしまい、目覚ましが鳴らずにハッと起きたら6:45。 うん。 普通にバスには乗れぬ。 という事で「ダメそうだったら引き返そう」と意を決して8に乗り込みエクストリーム・通勤開始。
私は雪国育ちでもなければアウトドア派でもないので雪道の運転に「慣れている」訳ではないが、かつてMR2で(期せずして)雪道修行した成果もあって、全く何も知らない訳ではない。最低限「ブレーキ踏まない」「車間を詰めない」「サイド引いて強引に向きを変える」位は知っているw
そりゃまあスタッドレスを履いていない(高くて買えるかそんなもん!)のは私の責任ではあるが、少なくともtwitterで聞かれたような「スタッドレス履いていない奴は免許取り消し」とまで言われる筋合いは無い。

◎というか、道中二度程渋滞に巻き込まれたが、どちらも登坂できなくなったトラック・トレーラー起因のもので、その日送迎バスは結局昼まで到着しなかったのだが、それもやはり幹線道路でトレーラーが立ち往生し、会社まで大幅な回り道を強いられたのが原因とのこと。
更に言えば、まあ明らかにスタッドレスを履いているであろう車(クロカンとか)が車間詰める詰める。 怖くないのかね? それともスタッドレスってのは、そういう【ヤバそうな雰囲気】がドライバーに伝わらなくなるタイヤなのかね? ズーザーガッシャンやられたら、こちとら回避しようがないんですけど。 危険な状況で前走車に無用のプレッシャーかけて、何が楽しいの?と。

◎あと、その日のtwitterは「雪ごときで」とか、「スタッドレスも履かずに」とか、都市部在住者を揶揄する発言が山のように見られたことも追記しておく。 都心部にも雪国出身者なんていっぱいいるんだけど、そういう人たちも普通に困ってるんだよ。 そこちょっと考えようね。

2012/01/09

【Music Works】Logic9

ネタにする順番が逆だろうという気がしないでもないが、ようやっとLogic9…というより、「最上位バージョンのシーケンスソフト」の導入である。Logic Audio5(2002年8月購入)→Logic Express7(2007年5月購入)と、2バージョンづつスッ飛ばしてやっとたどり着いたPro(旧名Platinum) なんだか感無量な感じである。 しかし機能もグレードも上がっているのに、年々購入単価が安くなっている気が…

◎2バージョンづつ飛んでいるので、5→7の時も「画面がすっきりして、使いやすくなったな」という印象だったが、9になって一層使いやすくなった。8の際に導入されたシングルウィンドウインターフェース、これが実に使い勝手が良い。 一部では不満もあるようだが、アレンジウィンドウをメインに据えた画面構成は「今、どのファイルを編集しているか」が直感的に分かりやすいし、殆どの操作をアレンジウィンドウから離れる事無く行えるので、「今、どのウィンドウを、どのように操作しているか」をいちいち考えなくてよい。
それ以外にも、全体的にGaragebandを初めとしたApple製Macアプリの操作系を引き継いでいて、iLifeを扱えるならそのまま直感的に扱える。 5の頃は用語も構成も操作系も独特で、とても神経質なソフトだったLogicがここまで使いやすくなったんだなぁとひとしきり関心。
なお、現在の画面構成ではそれをいちいち意識する必要は無いが、Logicの特徴だった「キャッチ」「リンク」の概念や独立した編集ウィンドウの個別使用、エンバイロメントといった旧来の操作系もそのまま残っているので、やろうと思えば7以前の感覚でも使用は出来る。 あまりメリット無いと思うけどね。

◎さて、特に楽曲制作意欲も無い(ネタは無い)のにLogicを買った理由、一つはスナフキンごっこ用楽譜ワープロなのだが、もうひとつ重要な理由は「AW4416の置き換え」である。もう10年選手のAW4416を引退させてあげるべく、昔AW4416で録音/ミックスダウンしたミキシングデータをLogicに展開し、ミックスを再現させるのだ。
オーディオデータはバックアップファイルからAWExtractで抜き出し、ミキシングパラメータはAWの各チャンネルファンクションを見ながらLogicに手入力していく。 面倒くさそうに思えるが、AWの画面に出ている数字をそのまま手入力でミキサーやプラグインに打ち込んでいくだけなので、楽っちゃ楽である。
どうしてもパラメータを共通化できないリバーブ等はフィーリングで似せていく。

◎本来であればExpress7の時点でやるべき作業だったのだが、チャンネルEQの帯域不足と、ライブインプット非対応のため出来なかった作業なのだが、やってるうちに「ああ、やっぱりミックスダウン、DAWって楽しいな」と懐かしい感覚を思い出した。特に今までどうやってもうまくいかなかったM|Oneとのライブインプット経由でのエフェクト処理が出来たときは小躍りして喜んでしまった。こうして20トラック程の楽曲のミキシング処理、全チャンネルにEQ/コンプを設定して、CPU負荷は20%にもならない。 7(Macbook白)の頃ハネ上がっていたディスクI/Oも、SSDの高速性のお陰で余裕そのもの。
思い返せばAWを手にした頃、とにかくDAWの信頼性が低くて「俺はミキシングはPCではやらせない」と思ったものだったが(Loigc5を殆ど使いこなさなかったのも理由はそれ。使い物にならなかった)、今や余裕もいいところである。 動いているのは10万円台前半のモバイルノートと、2万円もしないDAWソフト。UltraLiteの購入費用を足しても、AW4416の購入単価より安い。あれから10年、時代は確実に進んでいるのだ。

◎そんな作業をしている間に「ああ、やっぱり音楽作りって楽しいな」という感覚を思い出してきたので、日々ちょこちょことiOS用Garagebandに打ち込んでいる曲メモを、一度本腰入れて仕上げてみようかな、 なんて思う。 まあ、どうなるか判らんけどね。 なんか年賀状には楽曲制作依頼めいた事も書いてあったし。これからちょっと楽しみだ。

2012/01/08

【Music Works】MainStage

◎先月の話なのだが、App Storeでの価格破壊を機にLogic Pro9とMainStage2を導入。ついに最上位DAWを手にした…のはいいが、曲のネタも枯渇した状態でLogicの使い道は(現時点では)無く、変わって新機軸のMainStageでいろいろ遊んでみた。

◎で、そのMainStage、商品紹介ページを見てもイマイチどういうソフトなのかピンと来ないが、ハードウェア・シンセサイザーにおける「パフォーマンスモード」的動作をしてくれるソフトだと思えば良い。
シンセのパフォーマンスモードが複数の音色を同時に立ち上げてレイヤーにしたりスプリットにしたり出来るのと同じように、MainStageではその管理下にある音源・オーディオ入力を同時使用する事ができ、ソフトシンセとハードシンセのレイヤーサウンドを作ったり、キーボードとヴォーカルトラックの弾き語りセットを作ったり、ルーパーを組み込んだり、ギターインプットとバッキングトラック(カラオケ)を並べてひとりパフォーマンスをしたり…といったことが自在に可能。 これらの設定を「パッチ」という単位で管理し、Mac上から、あるいは外部MIDIコントローラからのプログラムチェンジで切り替えていく事で、まるでシンセの音色変更のように音源設定を切り替えていく事が出来る。これらをライブにおける曲/場面毎の音色設定として使用する事も出来るし、単純にお気に入り音色のライブラリアンとして使うという手もある。(私はそっちがメイン)

◎そして画面上にノブやスライダー、メーターといったオブジェクトを配置し、これらのアサインメントを設定する事で、「外部MIDIコントローラ、もしくは画面内のコントローラから、各音源のコントロールが可能」になる。 このアサインメントがかなり柔軟で、コントロールソースは外部MIDIのあらゆるMIDIメッセージ、コントロール対象はLogicでのオートメーションに対応した全てのパラメータを操作できる。 勿論外部音源へのMIDIメッセージ(コントロールチェンジ、プログラムチェンジ等)への送出も可能だ。またそれらの番号を「揃える」必要も無く、音源/デバイス側の設定を一切変更する事無く、MainStageの中だけで入出力のトランスレーションが出来る。

◎個人的に「これはいい!」と思ったのがExternal Instrumentsプラグイン経由での外部MIDI音源のドライブ。ウチの環境で言えば、S90XSのアウトをオーディオI/Fに繋ぎ、オーディオI/Fのダイレクトモニターを切る。こうすると、少なくともMainStageで制御する分には、ソフト音源とハード音源の境が無くなる。同時使用も可能なので、S90XSとES2のパッドでピアノ+パッド音色を作ったり、S90XSのアコピ+FS1RのDXエレピのレイヤーサウンド等自由自在に作れる。またパッチ呼び出し時にプログラムチェンジ送出+コントローラの初期値を一括送出するので、音源側のリセット操作すら不要、音が出ている実体がどこなのかを全く意識することなく一元的に把握できる。

◎従来これらの動作をDAWでやろうとするとかなり複雑なセッティングが必要だったが、音楽制作を目的としない「パフォーマンスモード」の概念を持ち込んだ事で、演奏・音色管理における利便性が飛躍的に高まっている。 副次的効果として、曲のアイデア出しとして「何となく音を出す」時にも、その為のデフォルトセッティングをパッチで管理しておける分、DAWでアイデア出しをするより使い勝手が良い。音源ハブとしての動作/設定の軽快さも相まって、ライブパフォーマンスをする人しない人に関わらず、「楽器」を持っている人は手にして損は無いソフトだと思う。

◎一応難点としては、Logicより使用条件がキツい(レイテンシを大きく取る事が出来ない)為、同一の設定でもLogicよりCPUパワーを食う事と、Lionのフルスクリーンモードとの相性が良くないのか、レイアウトモード(画面上にコントローラを配置するモード)でおかしな挙動を示す事が有る事か。

2012/01/04

【Diary】新年

◎今更ですが皆様明けましておめでとうございます。 昨年ぐらいから更新頻度ガタ落ちのこのBlogですが、管理人はしっかり生きてます。 と言うか最近TwitterとGoogle+に明け暮れておりまして、Blog1本ネタにまとめるだけの大ネタになかなか遭遇しないのです。

◎今年の年末も昨年同様30日から3日までバーチャル東京都民生活。ただ、昨年1週間鍵盤に触れなかったら休み明けに笑っちゃうほど指が動かなかったので、今回はなんとS90XSを帰省先に持っていくという暴挙を敢行w しかもケースが無く、職場から大量に確保してきたミラマットで梱包するというw

でーん
次運ぶときはちゃんとケース買おう…

◎去年は三が日に特に買い物もせず、正月が明けてからiPadを購入したのだが、今年は海外出張を控えているのでいろいろと買い物。 トランクがもう15年以上前の代物(一応サムソナイト)でTSAロックにも対応していないので流石にもう使えんだろう…と言うことで物色。もともとサムソナイト好きだし、以前一泊用バゲージを買った時に海外旅行用はコスモライトにしようと思ったのだが、結果的にはゼロハリバートンのZRA-Xと相成った。重量たいして変わらんし、スクエアデザインかつ黒の質感が気に入った。前回のピクセルキューブもそうだけど、私はわりとデザインで選ぶ傾向があるんだよねw
コスト的には結構するが、来年は3~4回は海外出張する予定だし、どう考えても今後も増えるので、それ考えればまぁ、妥当な出費だ。

◎あとはワールドトラベルアダプタキット。基本出張先にはiPhoneとホテル用のAirMac Expressだけ持っていくつもりで、AirMac Expressのプラグ変換の為に購入。充電器も入ってるので、もう1個プラグ変換器があればiPhoneの充電も出来る。 AirMac ExpressのUSBポートで充電できれば最高なんだけどなぁ… こうして充電器(とDockケーブル)が増えていくw(実はiPhone付属の充電器とDockケーブルは、開封すらしていないw)

◎そして眼鏡。とてもじゃないが海外の水道でコンタクト洗いたくないし、2週間以上滞在するのに蒸留水なんて持っていけない。かといって普段の眼鏡はバカ高かった代物なので持っていきたくない。ということで普段は選択しないセルフレームの眼鏡を新調。普段の眼鏡との価格差20倍w レンズの度がキツ過ぎて後日引取りになったが… 基本、セルフレームメガネは「秋葉原な人」に見えるので選択しないのだが、今回は極力そう見えないようにポップなデザイン+色調にしてみた。こうご期待。(誰が)