2008/03/22

【Diary】チベット

◎あまりBlogでポリティカルな話題はやりたくないのだが、結構面白かったのでので紹介。
軍板Faq:【質問】 今回のチベット暴動に対する日本の反戦団体・人権団体の動きは?
ま、こんなもんでしょ。 ダブルスタンダードも裸の王様も、人間の原罪みたいなもんだし。
(勿論このFAQ自体が恣意的なものである可能性も否定しないけどね)

2008/03/20

【Diary】最近興味を惹かれた話題

アップル:AirMac Expressアップデート

AirMac Express®(エアマックエクスプレス)ベースステーションを802.11n対応へとアップデートし、従来モデルに比べて最大5倍のデータ転送速度と2倍の通信範囲を提供できるようになったことを発表しました。
◎Wi-Fi関連機器で唯一対応が遅れていたAirMac Expressがやっとこ802.11nに対応。 USBワイヤレスプリントやAirTunesといった機能は、実は私はとても欲しかったりする。(現状プリントサーバがMac対応してないし、iTUnesの音楽を聴くのはケーブルを繋いでやっている) 安いしなぁ…

YAMAHA:01V96VCM
01V96VCMでは、01V96V2での機能向上に加え、往年のアナログサウンドを再現する「VCMエフェクト」の中からChannel Stripパッケージを、新アルゴリズムを採用した高密度なリバーブ「REV-X」をオンボードで搭載しました。
◎チャンネルストリップはあまり興味が無い(せいぜい本線のインサートでUREIを通すぐらい?)が、REV-Xの搭載はむちゃくちゃ興味を惹かれる。 SPX2000が出た時、かなり本気で購入を考えたけど、さすがにエフェクターに10万は出せんな…と躊躇していただけに…何気にオープンプライスになってるので、小売価格が値下がりしてるといいな。
ただまぁ今でこそバンドのレコーディングでAWの力不足を感じているが、はたしてそれが終わったら01V96クラスのミキサーの出番はあるのか?と考えると…難しい所かな。

YAMAHA:XGWorks/SOLユーザ向けCubase優待販売
ヤマハDTMソフトウェア「XGworksシリーズ」、「SOLシリーズ」の生産完了※1に伴い、同製品のご登録ユーザー様に、スタインバーグ社製DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)ソフトウェア「Cubase 4」、「Cubase Studio 4」を期間限定の特別価格にて販売いたします。(中略)
Cubase 4 : ¥59,800(消費税、送料込)
Cubase Studio 4 : ¥24,800(消費税、送料込)
◎Steinbergを子会社化した時点でいつかこういう事になるだろうとは思ってたけど、意外に時間がかかったな、と言うのが正直な感想。
あとは果たして、XGWorks/SOLのユーザがCubaseにすんなり乗り換える事が出来るかどうか? Cubaseの入力メソッドは恐らく私が知っている頃よりは全然改善されているんだろうけど…

2008/03/16

【Sound Works】POD+Garagebandで鬼に金棒

◎レコーディングでお世話になっている某バンドのギタリストがPOD X3を買った。彼は卓録初心者で、Garagebandに使えるオーディオインターフェースを探しているうちに行き着いたらしいのだが… チョイスの合理性の高さが初心者とは思えないなw

◎さっそくウチに持ってこさせてご招待してオーバーダブ作業の伝授を名目に音出し。
私はギターの事は良く判らないが、それでもいくつかの(代表的な)ギターアンプがどんな音するかは(ある程度)知っている。 その上で感想を述べると、「ああ、あのアンプの音だな」と思える音がちゃんとする。 勿論細かい事を言い出せばきりがないのかも知れないが、取り敢えずギターアンプが実名(笑)でモデリングされてて、キャビネットからの集音方法やその周囲の空間まできちんとシミュレートして、結果的に「スタジオで聞いてる音」がちゃんと聞こえるのだ。 これをヘッドフォン使えば外部に音出さずに得られるんだもんな。 売れる訳だよ。

◎更に操作性が実に良さそう。実は今回KORGのPANDORA PX5Dも購入候補に入ってて、こいつもUSB経由でのオーディオ伝送が可能なんだけど、操作性はPODのほうが全然上。
彼はエフェクターを殆ど使わずアンプだけで音を作る(本人曰く「よくわからないから」だそうだ。 それで音作り出来るんだから凄いよアンタ)のだが、PODはギターアンプのつまみ類は専用操作子としてちゃんと備えてて、プログラム上接続されているエフェクトのオンオフも専用ボタンで行える。 だもんで「欲しいアンプとキャビネット」を含んだプリセットを呼び出して、エフェクト全武切ってアンプで音作り」と言うスタイルも行える。 難しい事知らなくても普通に使えちゃうのね。

◎で、それをUSBでMacと繋いで録音してみる。 セットアップは死ぬ程簡単で、ドライバインストールして、USBを挿すだけ。これでGaragebandの出力がPODのラインアウト/ヘッドフォンアウトから鳴るようになる。
今まで録音したデータはGaragebandに落としてラフミックス作ってあるので、あとはそこに新規トラック作ってアーミングすればいつでも録音OK。
ズギャンズギャン弾いてもらって、気に入ったオーバーダブが出来れば、そのオーディオデータをネット経由で渡して貰えば良い。 そうすりゃこちらの環境(AW)で本チャンのミックスダウン作業に移れる…なんか、むっちゃくちゃ効率いいんですけど!
Garageband+POD X3、ギタリストやベーシストには最強すぎるアイテムの組み合わせかも…
そういやX3ってマイクプリアンプのモデリングもあるんだよね… ヴォーカルもこれで録れるのか!w

◎正直、鍵盤屋/打ち込み屋にはこういう楽しみが無いんだよね… (´・ω・) ウラヤマシス

2008/03/09

【Sound Works】マルチテイク・スワイピング@Logic

◎さて、録ったからにはミックスダウン…の前に今回はひと手間入っている。 それはマルチテイクスワイピングだ。 今回はオケ・カブセ共いくつかテイクが有り、軸と鳴るOKテイクがあってもそれ以外に「部分的にはこっちのほうが良い」と言うテイクが有るので、それを抜き出して一つのテイクにまとめてやるわけだ。 他にも
・今まで何回か録ってきたギターソロやコーラスで良かったものを素材として使う
・AWの性能上使用出来ないエフェクト音等をあらかじめ作っておく
と言う目的もある。

◎手順としてはAWExtract経由でオーディオファイルを抜き出し、これをLogicに貼付ける。 あとは複数テイクを聞き比べながらリージョンを切り刻んで貼付けて、切り替わりのポイントで出るクリックノイズを高速クロスフェードで除去して…の繰り返し。 かなり、ヒマな作業であるw
しかも本来であれば、マルチテイクスワイピング(コンピング)はLogic8でやるべき作業なんだろうが、まだ8にバージョンアップしていない。 よってVer7での作業…
Ver7だと複数テイクの再生切り替えにいちいちミュートボタンのオンオフを繰り返すので、結構面倒くさいのよ。

◎まあ、単にBPMの合った複数テイクを繋ぎ合わせるだけとか、ミスタッチの修正をするとかだったらそれほど難しくも無いのだが、「以前の録音素材をトラックとして使う」、となると、写真のような大変なことになる。 何せこのバンド,毎回クリックを使わないで演奏するので、録るたんびにBPMが違うのよw
写真はギターソロで、単純に「発音の始まり」で切ってしまうと物凄く不自然になる。 ピッキング前の一瞬のスライド音とかを含んだ形で切り刻むのだが、これを波形から読み出すには神眼が要る。 特に歪みギターは波形が潰れててもう大変…
…まぁ、結局はフィーリングなんだけどw

◎一通りスワイピングが終わったら1トラックづつバウンスしてWaveファイルを作り、これをCDに焼いてAWに戻す訳だ。 …Logicでそのままミックスダウンした方が、絶対作業効率良いんだろうけど…生音ソースの場合フィルタ(特にHPF)を多用するので、シェルビング固定のExpressのEQではちょっと役不足なのだ。 うーん、Pro入れときゃ良かったかな…

【Sound Works】レコーディング・ついに本番(のようなもの)

◎やばい1週間どころじゃなく更新をさぼった…ってか、忙しかったのよ! 途中で風邪引くしw

◎バンドレコーディングは回を重ねて、ついに本テイク録りと相成った。 スタジオは今まで使ったスタジオ中広さ・設備とも最も良好な部屋(実は一番最初に入ったスタジオだったりする)を使用し、6時間ぶっ通しの作業。
今回は今までの録音で培ったノウハウを最大限に活用。 ドラムはキックにSM58、スネアとオーバートップにSM57を使用してオーバートップをフロント側両サイドから狙うセッティング。

◎ギターやベースは「録った時にベストになる音」を目指し、あえてアンプから音を出さずにアンプ経由のライン録りで、演奏者にはモニター返しで音作り…と思ってたらジャズコ(JC-160)のラインアウトがメインボリューム連動と判明。このバンドはオケ一発録りが基本なので、カブリ除去の観点からは極力アンプから音を出したく無いのだが…
結局写真のようにメンバー全員向かい合わせにして、ギターアンプをギタリストの「横から」音を出すようにして極力カブリを除去。
なんでステージ衣装で録音してるんだって? だってこういう人たちなんだもんw

◎モニター系やハウス卓との結線は、従来通りマイクソースをハウス卓(Onyx1640)に立ち上げ、ヘッドアンプからダイレクト出力してAWにブチこみ、AWのバスアウト信号をヘッドフォンアンプに、本線をOnyxに返してハウスモニターからプレイバックを鳴らすセッティング。 AWのヘッドアンプが安っぽい分、Onyxのヘッドアンプが良いんだよな。 暖かみがあって。前回使ったベリンガーのキンキンと高域のうるさい音とは大違い。

◎セッティングが決まったら、あとはひたすら録るべし録るべし! 何せ一発録りとは言えオケ録りとカブセ、5曲分を6時間で録ってしまおうと言う強行軍だ。 AWの側はしっかり前日にパッチングを仕込んでおいたから即録音開始可能だぜ…と思ってたら前日セーブを忘れて仕込んだセッティングが全部消えていると言う大惨事に!w
半泣きで再セッティングして事なきを得たが、時間ないっつーのに何やってんだ俺。

◎リハスタでの録音で、かつ時間制限もあるので録った音がどのような状態なのかゆっくり聞く時間が(いつも)無いのだが、今回は部屋に帰って聞き返してビックリ。 非常にクリアに録れているではないか。 一発録りで衝立も無し、ゲートも(ほとんど)かけずに非常にクリアに録れたので、これはミックスダウンのやりがいが有るぜ…と、その前に今回はやる事が有るんだった。 それは次のエントリで。

◎ちなみにこの埼玉県某所のスタジオ、機材もスタジオも非常にハイレベルなので私に限らずレコーディング目的で使う人が多いらしいのだが、隣のブースをふと見ると、iMacとモニタースピーカーと、机と椅子(!)を持ち込んでレコーディングに臨んでいるツワモノがいた。 自宅からMOTIF8を持ってきてエイコラと運び込むオジサマバンドも居たし…世の中,いろんな人が居るもんだ。