2007/08/26

【Camera】ミドルクラスデジタル一眼

キヤノン:EOS 40D
ニコン:D300

◎いやはや短期間に大物2機種リリースされるとは驚き。 と言っても私は既にKDNユーザなのでどうしても40Dの側に興味が行ってしまうのだが…APS機でありながらD300の高性能っぷりには驚かされる。 つーか機能的には完全に40Dを食ってしまう程豪華。 51点(クロスセンサー15点、任意選択11点)AFって一体…40Dが新たに対応したダストリダクションやライブビューにも勿論対応して、この機能で23万は安い!
…と言いたいところだが、このクラスを欲しがるハイアマの人は、果たしてAPS-Cの撮像素子で満足するだろうか? そこが疑問。
どっちかってーと、秒間8コマ連射や51点AFってところから、機動性重視の報道カメラに向いてる感じもする。 1枚の作品をじっくり創るよりも、特定の瞬間を切り取る用途に凄く向いてる、そんな感じがする。
私は所謂「ニコン党」でないので、良くわからないけど。

◎で、40D。
KDXで取り入れたDIGICⅢ、ダストリダクションといった機能を取り入れ、やっとライブビューにも対応した。 KDNユーザにとって、ちょっとKDXにツンデレだった部分(笑)が取り込まれている。
基本機能の部分ではクロスAFが中央1点だったのが9点全域になったこと、バッファーメモリが大きくなりラージファインの連射が30枚→70枚に倍増したこと、連射速度自体も5→6.5枚/秒に向上している。
他に細かい所ではフォーカシングスクリーンの交換が可能になってたり、ファインダー倍率が(100%ではないにしろ)向上していたり、と価格性能比を考えるとかなり「まとまりの良い」製品になっているようだ。
つーか20D→30Dのモデルチェンジが酷過ぎた分、40Dの基本性能Upは引き立って見える。

◎ちなみに、40Dと同時発売で、EF-Sレンズで2本、新型が出た。
EF-S18-55 F3.5-5.6 IS
EF-S55-250 F4-5.6 IS
18-55のほうは、恐らくはEF-SのエントリモデルだったEF-S18-55 Ⅱ USMの置き換えだろう。 そして55-250はEF-Sとしては初めての望遠ズームとなる。 どちらもISを搭載しており、ボディ側手ぶれ補正を持たないCanonの戦略なのだろう…が、価格の制約からかUSMを採用しなかった。 USMは使ってみると判るが、静粛性と高速性、またフルタイムマニュアルフォーカスによる細かい補正は大きな武器なのだ…とは言っても、KDNとかKDXで家族撮影してる人にとって見れば、そんなんどうでも良いのかな。

2007/08/19

【MacLife】Pagesを使ってみる

◎iWorkのワープロソフト、PagesをBlogの下書きで使ってみた。 重い重いと評判のPagesだが、08になったからなのか、マシンスペックが(比較的)恵まれているからか、重さはそれほど感じない。
なお、

◎画面レイアウト上で「これは良い」と思ったのが、NumbersやOmuniOutlinerにも共通する「インスペクタ」による各種設定とページサムネイル、そしてスタイルウィンドウか。
スタイルウィンドウの機能自体はWordの書式ツールバーと同じようなものだが、ドロップダウンリストから選ぶWordの形式より断然選び易いし、「自分自身がどういうスタイルを設定しているか」が一目で分かる。

◎廉価なワープロソフトなので機能的にも知れてるのかな、と思ったらさにあらず。セクションの概念や段組み、図形描画、テキストボックス、表の描画や表計算機能(Numbersとほぼ共通の関数を持っており、Numbersで作成したシートの貼付けも可能)、グラフ描画、メディアファイルの挿入(iPhoto、iTunesのライブラリを利用可能)も出来るとあって、機能的には十分な実力を持つ。
それでいて、Numbers程「Officeからの機能見劣り部分」もそれほど無いので、Office2008の「待ち」をしている人や、Macに乗り換えて直ぐの人には強力にオススメできるソフトになっている。

◎なお、本当なPagesもNumbersも、ページレイアウト機能と強力なテキストボックスを活かした「DTP的文書作成」にこそ真骨頂があるのだが、それについては後日。(そこまで触りきれてない)

【Diary】なつやすみ日記帳その2:花火大会

◎もう一つの夏休みのイベントは花火大会。 毎年江戸川の花火大会には足を運んでいるが今年は諸事情によりあまり花火を楽しめなかったので、それまで行っていなかった手賀沼の花火大会に行ってみる事に。
常磐線を乗り継いで我孫子の駅に来てみると凄い人。駅から脱出するのに20分近くを要した。これは階段側だが、反対側のエスカレーターはもっと凄い事に…

◎手賀沼の花火大会は我孫子市・柏市の合同開催で、会場は水辺の公園なのだが、この公園が木が入り組んでいて見えないったらありゃしない。 場所取りもせずに飛び込みで行ったので行けども行けども人々々で花火なんてさっぱり見えやしない。
…と、ビニールシートの隙間を縫って歩いていた妻が突然その場で座りだす。
「ここで見よう」
うーん、まぁ確かに隙間だから誰の陣地でもないし、周りの人は花火に見とれて我々の領地侵害(笑)には何も言う様子は無さそうだったが…御主なかなかやるなw

◎この花火大会のキモは「水上花火」なるものらしい。 妻の所業(笑)のお陰でたまたま真正面で見る事が出来た。サイトのトップページを見るとさぞ豪華なものかと思うが、実際見てみると結構「地味…」な感じ。水面に花火が写って、プチ幻想的な感じで悪くはないんだけどね。半分水につかった状態で爆発するので音も「バフン」って感じで迫力無いし…

◎と言う訳で今年の夏は「泳ぎに行く」と言う毎年の目的こそまだ達してない(来週あたり、プール行こうかな)が、当初絶望的にヒマかと思ってたがそこそこ楽しむ事が出来た。
さーて明日から仕事かぁ…

【Diary】なつやすみ日記帳その1:イルカと熱帯魚

◎さて今年の夏休み、イロイロあってたいして外出もしていない中、妻が「一度行ってみたかった」と言う八景島シーパラダイスへお出かけ。 出かけたのがお盆を過ぎてからだったので高速道路はガランガラン。
途中肛門括約筋の限界に挑戦する(食事中の人すいません)と言うプチアクシデントに見舞われながらも、あっという間に八景島に到着。

◎八景島のメインコンテンツと言えば水族館。 アクアミュージアムと言えばイルカショーが有名だが、あまりに客が多過ぎて(お盆時期はもっと凄かったんだろうなぁ)最後列から遠巻きに眺めるのが精一杯で、何やってんだか良くわからない状態。 うーん望遠欲しかったなw
一方で4階建ての1Fは熱帯魚のコーナー。 「ファインディング・ニモ」以後、やはりカクレクマノミは人気のようだ。 しかし私はクマノミはどーでもいいので他の熱帯魚をバシバシ激写。

◎また2F〜4Fブチ抜きで巨大なドーム状水槽があったり、「イワシの大群マニア」にはたまらないサメとイワシの水槽があったり(でもあれって日に日に減ってるんだろうなぁ…やっぱ)と、水族館に興味あるなしに関わらずなかなか楽しめる。
また遊園地的施設も併設してるのだが、ジェットコースター好きの私と妻は最初コースターを見て「たいした事無さそうだなぁ」と思ってたら大間違い。 スピードは対した事無いのだがハイテンポで振られるのでなかなかスリル満点。 妻など途中から黙り込んでしまった。

2007/08/16

【Diary】他人のせい

◎米国サブプライム・モーゲージから端を発する世界株安が地球を2週ぐらい回っている状況だが、そんなこととは無関係(でもないが)にヤバげな韓国経済から、こんな論評が飛び出した。
東亜日報:「円キャリー・トレードの急激な回収は、通貨危機を促しかねない」

権五奎(クォン・オギュ)副首相兼財政経済部(財経部)長官は14日、「予期せぬショックで、円キャリー・トレードの投資資金が急激に回収されれば、1997年の通貨危機のような大きな混乱に見舞われる可能性がある」と語った。

…円キャリでの短期外債を自分でバカスカ積み上げて、それをマトモに運用するどころか不動産投機なんかに突っ込んでおいて何を言っているんだ…と言う感じがしないでも無い。

◎確かに、前回のバブル記事では触れなかったが、韓国経済がバブルの様相を呈するもう一つの要因として、この「低金利故にほぼ無尽蔵に融資を受けられる」円キャリーによる金余り現象がありはするが、その融資を何に突っ込むかは韓国自身が選択するものであり、実体経済に還元される投資(たとえば企業の設備投資)ならともかく、バブルの象徴たる不動産投機に突っ込んだりしている時点で、資金源が円キャリーだろうと何だろうと、自分でバブルを膨らませている、と言うしかあるまい。
(勿論、短期の債務であるが故にリターンが長期化する設備投資に資金を突っ込めなかったと言うジレンマもあるにはあるだろうが…)

◎もっと度肝を抜いたのが以下のコメント。
1997年11月、日本の各銀行が韓国に融資した大規模な資金を一気に回収し、非日系銀行の資金回収にまで影響を及ぼした結果、韓国の通貨危機の発生を促す主な要因となったと説明した。

おいおい… アジア経済危機までもが日本の金融機関のせいと仰りますか。

◎私が意地悪なだけかもしれないが、このコメントは「韓国経済がウォン安に触れても、資金は引き上げないで一緒に泥舟に乗ってね」と言っているようにしか聞こえない。 しかし、下落すると判っている金融市場にそれでも金を突っ込む金融機関や投資家が居たら見てみたい。 市場が下落すれば資金が逃避する、それはあたりまえの現象である。
そういうものに対するリスクヘッジがうまく行っていない、と言う事が、どうも韓国経済界(というより政治レベル?)には見えていないらしい。
果たしてこの先、どうなるのやら。

2007/08/13

【MacLife】iLife&iWork'08

◎Leopardのリリースまでメジャーバージョンアップは無いかと思っていたが、iLifeとiWorkの新版がリリースされた。 しかも「'07」でなく「'08」としてのリリースだ。 早速2本とも購入…つーても、ワーキングユースとホームユース,2本のスイート合わせて2万円行かない値段で、ある程度の機能制限があるとは言っても基本的なアプリケーションを網羅出来るのだから素晴らしい。 ワープロと表計算だけでアホみたいな値段を取られるのとは大違いだ。(え、何処の話だって?)

◎iWorkの目玉はなんと言っても表計算ソフトのNumbers。 特徴である「自在に配置できるスプレッドシート」 感覚的に言えばWordやPowerPointのページにOLEでExcelの表を貼付けるのに似ているが、シート(ページ)内に配置した各スプレッドシートの串刺し演算や、ページをまたいだ数式・グラフ参照等も可能なので、Excelを遥かにこえた自由度でのドキュメント作成が出来る。 DTPにも感覚的には近い。
操作系はMacアプリの特徴を良く押さえており、OSや他のAppleアプリにも通じた操作系…言い換えれば「他のMacアプリである程度慣れれば直感出来る操作性」になっている。 MS-Officeからの乗り換えだと最初つまづくが、これはすぐに慣れられた。
不満点としては関数がまだ弱い(私が使用している範囲ではFrequencyやNormsdist等の統計関数が使えない)こと、フィル回りや関数構文で融通が利かない部分がある事、全体的な動作がやや重い事か。(iWork系が重いのは昔から有名なのかな…) とはいっても9800円のソフトでここまで出来るのだから上出来。

◎一方でiLifeはiMovieが最も変更された…らしい。「らしい」というのは、私自身がiMovieをあまり使っていなかったからだ。
iMovie'08はスキンが大幅に変更され、iTunes風に素材ライブラリを管理する「イベントライブラリ」と、作成しようとするムービーの管理を行う「プロジェクトライブラリ」の2ペイン構成となった。
イベントライブラリはビデオだけでなく、オーディオ、静止画、タイトルスタイル、トランジション等がライブラリ化されており、そこから素材を選んでプロジェクトに貼付けて行けばムービーが完成する。 '06と最大に違うのはスタイルの概念が無くなった事で、'06が一定のスタイルの中にムービーを収める形式であったのに対し、'08はムービー素材をトランジションで繋げて作成して行く、と言うスタイルになった。 これには賛否両論あると思うが、シンプルなムービーを作成するには良い変更点だろう。
(おそらくは、iMovieを使用していたユーザの多くがスタイルを使用していなかったのかな?)
ちなみにiLife'08ユーザーはここでiMovie HD'06のダウンロードも可能なので、必要に応じて使い分けるのが良いだろう。

一方で廉価高機能(?)シーケンサのGaragebandは、Magic Garagebandという「良くわからない機能」が追加になったりもしたが、音楽作成と言う意味での機能強化がいくつかある。
マルチテイク録音対応、ビジュアルEQの装備、そしてテンポ/エフェクトオートメーションに対応した事だ。 個人的にGaragebandは「Logicまでいちいち使ってらんねーよ」的な、カセットMTRな雰囲気で使うのがベストかなーと思っているが、そーいう使い方が前提ならこれらの新機能はかなり魅力的だと思う。 今回は掘り下げる時間(と気力)が無いので、また別途レポートしよう。