2006/08/28

【Diary】Zuneで(・∀・)ズンズンズーン♪

◎…我ながらあまりにもセンスの無いタイトルに頭を抱えつつ…
MSの新型携帯プレイヤー Zuneの姿が少しづつ明らかになってきた。

CNETの記事
ITmediaの記事

携帯音楽プレイヤーはもはやiPodの一人勝ち(・∀・)スンスンスーン♪なわけだが、果たしてZuneがどこまでそれに食いこめられるか。
なお、 「Zune」と言う名称を聞いて最初に「ぞぬ」を連想した奴 正直に挙手!!

…ノシ どうせなら日本向けは「ぞぬ」で発売してはどうだろう。 意外とウケるかも。

◎そんなことはどうでもいいとして。
このZune、なんか見た目は三菱とかソニーの携帯電話みたい。
液晶画面を出来るだけ大きく取って、動画や写真の再生に対応させようというわけか。
MSから出るとあって、WMAやWMPに対応するのがアドバンテージかな? 今のところWMAが圧縮効率と音質のバランスが一番よさそうだし。(逆に最悪と思われるのはATRAC3)

◎目玉機能の一つに無線LANを利用した他ミュージックプレイヤーへのストリーミング転送だ。
先のCNETの記事を拝借すると

BeatlesやRolling Stonesを夢中で聴いているところに友人が来て、『ねえ、何を聴いてるの?』と聞かれることがある。超イカしたZuneがあれば、『プレビュー』を友人のZuneにワイヤレス送信し、自分のお気に入りの曲を聴かせることができる。とっても便利だ。

うーん、要するにみんなZuneを持って、同じ楽曲を 5人ぐらいがヘッドフォンで聞いて一斉に同じタイミングでノリノリ。 でも周囲には何も聞こえない。 ハタから見たら、むちゃくちゃ怪しい集団に見えると思うんだけど…

◎まぁZuneが当たるかどうかは、ハードの性能機能というよりソフトの出来だと思う。
iPodがらみの記事を読んでいると、iTunesが「iTMSへの接続機能を持っているから」強い、みたいな論調を目にするが、WMPだって自前のミュージックストアへの接続機能はあるわけだし、某ニーのSonic Stage/ConnectPlayer(名前からしてダサいなぁ…)だって機能的にはiTunesと似たようなもんだ。

◎iTunesが優れているのはひとえにユーザビリティの面ではないだろうか。 何が優れてる、と具体例を出せと言われるとツラいが、少なくとも私が以前使ってたRealJukeBoxよりははるかに使いやすくて、なおかつクールだ。
かたやユーザビリティに優れたソフトデザイン、と言うよりはソフトの強みをバックに自社の流儀を押し付けたがるMSの社風…どこまで期待できるか、ちょっと未知数。

◎Zuneの発売目標は2006年のクリスマス商戦だそうだ。
発売してもいない製品の値引きを計画したりとなんだかよくわからないMSのクリスマス商戦。
来年以後、Zuneで(・∀・)ズンズンズーン♪する人も増えて、iPodが押されたりするんだろうか。 ちょっと楽しみだ。
私は買わないだろうけど。

蛇足その1:Zune対応のWMPがWindowsバンドルされたら、また独占禁止法がらみで訴えられたりして…
いっそのことZuneも「Windows mobile media Player」なんてな名前にしてはどうか …絶対売れないなw

蛇足その2:東芝って自社ブランドのGigaBeatあったと思うけど、コレはどうなるんだろ。

2006/08/25

【Computing】MS06-042 やっと修正パッチ配布

◎様々な紆余曲折を経て,MS06-042の修正リリースが発行された.
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0608/25/news034.html
番号が変更されていないのでちゃんと適用されているかどうか不明だが,とりあえずWU/MUの状況を見る限りちゃんとインストールされているようだ.
ちなみにこのMS06-042の不具合に関するアドバイザリは更新されていない. MS06-042自体のアドバイザリは更新されてるんだけど…

◎さてこの件について,ITmediaに検証記事が載っている. つってもeWEEKの和訳だけど.
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0608/24/news064.html
長ったらしいので要点をつまむと(斜体は引用部分)

・パッチリリースを延期した理由は「Microsoftでは、パッチ管理を簡素化するためのビジネスツールとしてSMSを宣伝しているが、SMSアーキテクチャが特定の圧縮ファイルを処理する方法にバグが見つかったため」とされている.

・しかし民間調査団体eBayはIEの問題は単なるブラウザのクラッシュであるとしたMicrosoftの当初の説明に対し、これは悪用につながる脆弱性であることを暴露した上で,
「Auto Updateはきちんと機能し、ほかの多数のパッチ提供ベンダーがそれを扱えるはずなのに、MicrosoftはSMSに欠陥があるという理由でユーザーを危険にさらそうとしている」
と述べている.

◎ちなみにeBayの指摘した脆弱性について,Microsoft自身が
「urlmon.dll」のクラッシュを通じて出現すると述べているが、これはeEyeなどが公表したものよりもはるかに詳細な情報である。
Microsoftは当初のIEパッチで導入された新たな脆弱性の責任を開発担当者に取らせる予定
だそうだ. うーん,脆弱性の再現条件が把握できてて,なおかつそれの責任元をはっきりさせるってことは,やっぱりMS自身が「脆弱性が存在した」ってことを認めてるのと同じようなもんだと思うんだけど.
脆弱性が存在するのに,パッチ延期の理由はSMSアーキテクチャの不具合?
なんか,eBayの主張がそのまま当てはまってるような…

◎別にいまさらMS06-042自体の不具合をどうこう言うつもりは無いが,その不具合の対応があまりにお粗末すぎた今回の件.
不具合があったらあったで,確実に不具合修正が出来る日程の提示と,確実なパッチ配布をしっかり行うべきじゃなかろうか. ゴルァ電ありきのオンクレーム対応で対処しているようでは,マトモな市場サポート体制とはとても呼べない.

2006/08/24

【Computing】MS06-042の修正失敗 リリース延期

ここここでコキ下ろしたMS06-042の不具合だが、8/22に予定されていたリリースの直前になって、不具合が見つかり再度リリース延期となった。 しかも今度はリリース日程を明確にしていない。
ちなみに最初にサポセン経由で配布したパッチがこの不具合に該当するかどうかは明確な記事が見当たらないし、そもそもMSのセキュリティアドバイザリにリリース延期に関する情報は記載されず、相変わらず「8月22日予定のリリース」となったままだ。

◎「サポセンで配布しているパッチに不具合はありません」と言う言及が無い以上、サポセンパッチも同様の不具合があるのだろう。 そうなると、検証不十分なパッチをバラまいたということになる。
これじゃMSの品質管理体制がどうなってるのか理解に苦しむ。
自社内で検証に不安があるなら「検証中なのでリリースはもうちょっと待ってくれ」と言えばいいし、
そうでなく自社で検証が出来ていたなら最初からWU/MUで配布すべきだっただろう。
理解に苦しむ一連の行動だが、前の記事で冗談めかして「パッチのベータテストを顧客を使ってやっている」というのが、実は本当のような気もするw
あるいは、Vistaリリースに気を取られて品質コントロールもパッチ作成もままならないほどリソース不足に陥ってるとか、ね。

◎まぁ私自信、MS06-042自体は入れるべきではあろうとは思っているのだが…
ともかくも今現在パッチが用意できないと言う現状は判ったから、さっさと「ちゃんとした」修正パッチをリリースすることを願おう。
※実は9月の月例アップデートまでの引き伸ばし作戦だった、とかいうオチじゃないことを祈る…

【Camera】Eos Kiss Digital X

◎ちょっと久々カメラネタ。
CanonよりKDNの後継、Eos Kiss Digital Xが発表された。
運動会シーズンが近いのでそろそろ出るかな~と思っていたまさに絶妙のタイミング。 これだけでもデジタル一眼レフの市場の状況がうかがい知れると言うもの。
エントリクラスのデジタル一眼は、まさに柳の下のドジョウ状態なのだ。
ちなみに価格はオープンだが、おそらくボディ単体で9万円ぐらい。
モデル構成は従来と変わらずボディ単体、ボディ+18-55、ボディ+18-55+55-200の3構成だ。

◎撮像画素はAPC-Sサイズは変更ないが、画素数が1010万画素まで引き上げられた。 面積が変わらずに画素数が上がると受光面積の減少によるダイナミックレンジ低下が心配なのでなんとも言えないが、このあたりは最近市場参入したαや、先日発表されたD80も1000万画素をオーバーしてきているので、その潮流か。

◎もうひとつの目玉機能が撮像素子を超音波振動させてゴミの除去をするダストリダクション機能で、取りきれないゴミに関しては画像処理でゴミ除去をするという風に、ゴミ除去に関していろいろ機能が追加された。
まぁ個人的にはゴミ除去云々よりも、この【撮像素子を超音波駆動する】と言うのを聞いて、 実はコレ将来的な撮像素子駆動型手ブレ防止機構への布石では無いかと思っている。 キヤノンとリコーは今のところ光学系駆動型だが、コストがかかるからね。

◎そのほか細かい変更点として
・AFフレームが7点→9点
・連写枚数がJPG ラージ/ファインで14枚→27枚
・液晶が1.8形→2.7形に大型化
・ピクチャースタイル対応
といった感じだ。 まぁ20D→30Dと比較するとそこそこモデルチェンジは図れているかな、と。
初めて買う人はもちろん、現在旧KDを使用している人は買い替えを検討しても良いと思う。 KDNから買い換える必要はあまりなさそうだけど。

◎ただ、「ちょっとこれは…」と思える点が2点ある。
1個は重量が増したこと。KDNの485gに対し、KDXは510g。 30gほど重量が増しているのだ。 おそらくノイズリダクション機構の分重くなっているのだろう。 まぁ30gの重量差がどれぐらい効くか判らないが、30Dのようなハイアマチュア機と違ってKDXやKDNのようなエントリー機は質感云々よりも使い勝手が重要視されるから、ここは他の部分で相殺してもよかった感じはする。

◎もうひとつは電池の保ちだ。 KDXは撮像素子の画素数が増えたことと、撮影時の設定を行う液晶が廃止されて画像確認用液晶画面で設定を表示するようになったことが影響しているらしく、カタログスペック上で40枚程撮影可能枚数が落ちている。 しかもこれは(撮影可能枚数試験の場合は)液晶画面を切っての試験なので、液晶がアクティブになったままフレーミングしている時間が圧倒的に長い現実の撮影シーンではもっと電池が保たない可能性がある。
もともとデジタル一眼レフはコンパクトデジカメと違って液晶や撮像素子への給電が撮影時以外必要ない分電池の保ちが非常に良いのだが、そこへきて液晶をずーっとアクティブにせざるを得ない構成というのはどうなんだろうか。

◎ところで、30Dのときにも書いたけど、EF-Sマウントの18-200っていまだに出ないなぁ。
レンズを売りたい気持ちは判るけど、もうちょっと顧客の利便性を考えてくれても良い気がする・・・
EF-S18-200 F4.0 -5.6 IS USMとか出してくれたら、喜んで買うんだけどなぁ。

2006/08/22

【Diary】DVDレコーダー

◎我が家には長年映像記録装置…平たく言えば「ビデオデッキ」が長年存在していない. 実家に居たころVHS内蔵テレビがあったけど,全然使わなかったしそもそもテレビをあまり見ないので,必然的に録るものがなく,少なくともこの10年「録画」なんぞしたこともなかった.

◎しかし結婚してからちょくちょくレンタルDVDを見るようになって,「地上波放送でやってる番組も録画できたら便利だよね」と言う事で妻と二人で近所の電気屋にDVDレコーダーを見に行ったのだが…

   。  。
  / / ポーン
(; Д )    (; Д )
         。 。 ポト

こんな感じで、わずか10分で撃沈。.うーん、生まれてこのかた家電製品売り場でここまで撃沈されたのは生まれて初めて。
なんか悔しいので、適当に調べてみた。

◎とりあえず、何故ここまでメディアが難解なのか。 どーしてもマルチドライブが普及しているPCの現状をを基準で考えてしまうので、RAMはともかく、±RW全部対応していないモデルがなんでここまで多いの? と思ってしまう。

◎で、このテのAV製品の常として、付加価値によるラインナップ構成が非常に複雑で、それによって価格もいろいろ変動しているのでコストパフォーマンス的にどれが優れているのかが全然判別できない。
私的には
・地上デジタルチューナー内臓。 マルチチューナーである必要性はない
・DVD-RとDVD-RWに対応してればいい。 -R DLに対応してればより良い
・VHSの資産は無いので、ビデオデッキは別にいらない
ぐらいしか条件無いんだけど。 いくつか探したところ、こんなのは良い感じもするんだけど…よくわからん。

◎それに、現状ではDVDの容量的な問題で、標準画質での記録時間が1時間足らずだし、ハイビジョン放送のダイレクトレコーディングも出来ない。 このあたりを解決するには次世代DVDを待たなければならないわけだが、そもそも次世代DVD自体が市場にほとんど出回ってないし、規格競争も全然落ち着く気配が無い。
この分野、まだまだ発展途上なのかな。

◎それにしても「番組が録画したい? キャプチャーボード買えばええやん」と思ってしまう自分の性を嘆くのであった。

2006/08/21

【Diary】Blogger、少しだけ改装

◎ごく目立たないところでBloggerテンプレートをいじってみた。
どこが変わったか、判るだろうか?

最近よく聞いているお気に入りPodcast音楽配信チャンネルを3つほど、リンクに入れてるので
興味のある人聞いてみて。
特にMagnatune.comはそのチャンネルの多さにびっくり。 iTMSにはJAZZしか登録されて無いけど。

【Diary】いまさらGT4

◎たまっていたプレステ・プレステⅡのもうやらないソフトを売り払ったお金で、The Best版のGran Turismo4を買ってきた。
いまさらかいっ!! って感じもするが、私はGT3も発売後1年近く経って、しかも友人から借りてやっていたのだ はっはっは。

◎GT2で個人的に大好きだったJaguar XJR15は今回も入っていない。
しかしGT4はエリーゼ(Ⅱ型)111Rは収録しているので、今回はもっぱらこいつだ。
メカチューンだと270psちょい、ターボチューンでも350ps行くか行かないかぐらいしかパワーは無いが、何せ700kg台という超軽量。 おかげでブレーキはえらく効くし、タイヤもなかなか保ちが良い。
ただ、さすがに高速サーキット(と言うかストレートの長いサーキット)が辛く、サルテサーキットなぞどないして勝てというのだ、という感じ。

◎どうせなら新型エクシージも入れておいて欲しかったけど… 間に合わなかったのかな。

2006/08/18

【Diary】靖国神社・遊就館

◎靖国神社、および遊就館に足を運んだ。 今まで何かの機会に行きたいな、とは思っていたがその「何かの機会」がなかなか訪れず、今まで足を運ぶことが出来なかった。 しかし行ってみたい場所ではあった。
まぁ、ここ最近の靖国騒ぎを聞くにつれ、自分の足で出向き、自分の肌で感じる必要性を感じていたのも事実ではある。

◎初めて立った靖国の境内は、荘厳そのものといった面持ちであった。
本殿の前に立ち、二拝二拍手一拝にて、この神社に祭られる英霊たちに祈りを捧げる。
私が祈りを捧げたのは、戦争に対してではなく、また戦争犯罪者(あるいは戦争責任者)でもなく、また特定の誰かでもない。
自分たちの国、自分たちが信じるものの為に戦い、この靖国に戻ることを願って散っていった戦没者たちである。

◎兵隊さん、と言うのはある意味非常に哀れな存在だと思う。軍隊と言う組織の中で、個々人の思想の如何に関わらず、国家の方針として戦い、死んでいく。 そこには個々人の個性や区別は無く、ヒューマニズムすらも存在しない。 戦争の結果が良かれ悪かれ、その後の国家は平たく彼らの屍を礎とし、後世に残るのは、「どこでどういう戦闘があり、何人死んだ」 と言う統計的記録だけだ。靖国神社は、そういう風にして本来残されることの無い戦没者たちの記録や記憶を、神道という「日本における価値観と文化のあり方からくる方法論」において、後世に伝えていっている。
言い換えれば単なる「記録碑」でしかなく、たとえばひめゆりの塔とか、大規模事故の現場に建立される鎮魂碑とか、そういうののと何ら変わるところは無い。ましてそこに戦争を美化しようとか、軍国主義を崇拝しようとか、そういう意図は全く感じ取ることは、少なくとも私には出来なかった。

◎さて、そんな靖国神社だが、まぁそれでも参拝する意思が無いのならば、本殿を参らなければいい話だ。 しかし、本殿をスルーしてでも脚を運ぶべき場所、それが遊就館だ。
ここは、靖国神社が祀る幕末維新期からの戦没者に関連する資料が展示された、言わば軍事博物館だ。
殊に日清戦争から日露戦争、太平洋戦争に関連した日本軍の資料は、膨大な数が展示されている。また、靖国神社に祀られる戦没者のうち、氏名と写真が判明しているものについて、それらを1枚1枚展示し、本来統計でしか残ることの無い「戦没者」一人一人の記録を展示・公開し、後世に残している。

◎遊就館の基本スタンス、はやはり戦没者を祀るという靖国神社の性格上、日露戦争における戦勝記録が詳細に記録・展示されていたり、太平洋戦争における展示のストーリーが「日本の生存権確保、自衛自存の為の戦争」であったり(まぁこれはある観点では間違いではないだろう. もちろんこれが絶対的真実ではないが)と、ある種の思想的バイアスがかかっている点は否めない。しかし膨大に収められた資料類は、そういった「展示の方法によるストーリー」を吹き飛ばしてしまうほどの衝撃と説得力を持っている。◎たとえば特攻兵器。 遊就館には人間魚雷「回天」、人間誘導型巡航ミサイル「桜花」、竹槍式人間機雷「伏龍」の銅像、などが展示されている。これらを見て思うこと… 普通に考えれば、たとえば回天は当たる訳が無いし、桜花は発射前に撃墜されてしまうだろうし、伏龍に至っては運用方法そのものが怪しすぎる。 合理的に考えれば、兵器として使い物になるわけが無い。いや、それ以前に、「生き残る」と言う戦闘行為の大前提を放棄すると言うこと自体が、尋常な思考回路なら発想し得ない。(だからこそ、アメリカ軍は特攻を行う日本軍の思想を理解することが出来なかった。 ごく当然のことだろう)
しかし、それらの「尋常な思考回路」を停止させてしまう「異常な状態」、生き延びることを放棄してでも敵を攻撃するという思考を優先させなければならない「異常な状態」、それが戦争というものであり、展示された特攻兵器たちは、百の言葉や千の議論を通り越して、「戦争の正体」をわれわれに見せ付けてくれる。

◎展示物たちが我々に教えてくれること、それはそういう「異常な状態」になってはいけないと言う事、それはつまり、(事情や理由はどうあれ)自らが戦争を起こすと言うことが愚かであると言うことだ。
ひとたび戦争状態になれば、特攻兵器のような悲惨かつ破綻したモノを持ち出してでも、戦闘をしなければならない。それをよしとする、それを賛美するものが、一体どこにいるというのだろう?また、これらの展示物が、そういったメッセージを持たずに、賛美や崇拝の対象であると、どうやったら受け取れるだろう?
遊就館に展示を見て、締め付けられるような胸の痛みやこみ上げてくる思い、それは間違いなく、「戦争をしてはいけない」と言う、確固たる自分の意思の表れである。

◎帰途に着いた我々を迎えたのは、生い茂る木々と木漏れ日、そして鳴り響くセミの声、曇天だが高い空だった。戦争で散っていった人たちは、きっと、この空を夢に願い、その生涯を閉じていったのだろう。そして彼らの屍と魂を礎に今を生きる私たちは、もう今後、この地を、空を夢見て散っていく人たちが表れることの無いよう、二度と戦争を起こさないことを誓い、そして戦争を起こさないために何をするべきかという現実的な解を模索していかなければならないだろう。
いくつの言葉を並べるよりも、どれだけの議論を重ねるよりも、まずこの地を踏み、見て、感じること。 それが、まずスタートラインである。 Posted by Picasa

【Diary】靖国神社参拝に関する首相記者会見の全文

◎8月15日に小泉首相が靖国神社に参拝したことを受けての首相の記者会見の全文が、官邸HPにて公開された。
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2006/08/15interview.html
公開の理由としては、「マスコミ報道において発言をつまみ食いされ、参拝の真意が恣意的に伝わることを防止するため」だそうだ。

◎マスコミは、本来権力を監視し、事象の真相を大衆に知らしめる為のものだが、首相官邸のこの行為は、本来マスコミが行うべき情報の公開を、マスコミよりも正確な形で行っている。
これを行うと言うことは、マスコミはその存在価値を失ったも同然であろう。 平たく言えばマスコミの敗北だ。

◎本来マスコミ…というかジャーナリズムと言うものは
事実関係の取材を行う→取材結果に基づいて報道を行う→その内容に対して検証を行い→ その結果として自分たちの主張を行う
という手順を踏むべきもののはずだが、特に今の新聞やテレビといったマスメディアはこの順番が入れ替わってしまい、自分たちの主張に基づいて取材を行い、主張に沿った(あるいは主張がしやすくなる)部分のみを抜き出して報道している。
このことは、同一のニュースに対する複数のマスメディアの報道内容・姿勢を比較すれば、本来「事実の報道」の部分すらメディアごとに異なるという点で明らかになる。
そして今は、インターネットを通じて、それらの「複数情報ソース」の比較を行うことが容易になっている。

◎自分たちの主張にとって都合の良いように事実関係をつまみ食いして報道を行う。
これではかつて自分たちが凶弾した「大本営発表」そのものではないか。
今のマスコミに、この首相官邸の姿勢を評価できるだけの度量があるだろうか。 報道の本文から行けば、この行為は賞賛されて然るべきだと思うのだが。

2006/08/17

【Computing】IE不具合の続報

ここでお知らせしたIEの不正終了不具合だが、 結局MSはWindows Update/Microsoft Updateでのパッチ修正に対応するようだ
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060816/245785/

◎リリースは8月22日以後を予定しているそうだが、日本語ソースで入手できるMSの情報はパッと探したところ見当たらなかった。
さて、パッチは既にサポセン経由で配布されているのなら、何故速やかにUpdate向け公開しないのだろうか。 この点の疑問がまだ残る。

◎あえて妄想してみた。
・サポセン凸した顧客を使ってベータテストしている
・Updateにアップするには「大人の事情」をクリアしなければならない
・実はWin2KやSP1だけの問題でないので、それの検証に時間を食っている
…うーん、どれもありえる話だな。
ていうか、この辺の理由無しに、Updateを使わずサポセンのみの対応にして、その理由も公表しない理屈が思いつかんのですが。
不具合に関する情報は、逐一かつ詳細に出すべきだと思うんですがね。

2006/08/16

【Computing】Boot Camp 1.1パブリックベータ

◎日本のアップル・ホットニュースではまだ記事が出ていないが、 Boot Campパブリックベータが1.1にバージョンアップされ、いくつかの新機能が搭載された。

かいつまむと、
・Mac Proに対応
・AirMac、iSightドライバの提供…従来使用不能だった無線LAN、iSightが使用可能になった
・任意のハードディスクへのWindowsXPインストールが可能に…内臓HDDの容量を犠牲にすることなくデュアルブートできるので、MacBook/Proユーザーには朗報だろう。
・キーボード操作性向上…Commandキーで右クリックを代用できる。 他にいくつか報告されている不具合も修正されているのだろうか。
・不具合修正…オーディオ出力未使用時にLEDが点灯しっぱなしになるのを修正、内蔵時計の同期を修正、など

◎BootCampというとグラフィックス系の遅さが指摘されているが、今のところコレに関する情報は入っていない。
このあたりの扱いはどうなるんだろう。 個人的には修正しなくてもよいと言うか、あえてここにデッドウェイトを仕込んでおいて、
あくまでメイン環境はMac OS Xになるように促すのが良いのではないかと思うのだが。
まぁ、Windows目当てでMac買う人はいないと思うけど…そんな人は普通、Win機買うでしょ。

【Diary】やはり私は頭が悪かったようで

ここにチラっと靖国参拝に対する私見を述べたけど、この動画を見て言葉を失った。

http://www.youtube.com/watch?v=KAyLT7b-dZg
http://www.youtube.com/watch?v=sEG-FEkU580&NR

やはり、われわれ凡夫がBlogや何やでモノを言った所で、この言葉に適う訳がない。
これこそが、国のリーダーとしてのあるべき姿なんだろうなぁ。
戦争賛美でなく、戦犯でなく、戦没者をお参りする。 そして、不戦と平和の誓いを立てる。
ごくごく当たり前のこと。 また、その気がなければ行かなければいい。 ただそれだけのこと。

◎前回も書いた、ヒステリックに議論を焚きつけ、問題や対立を煽っている人たちは、自分たちの主義や主張を、
このように判り易く 筋の通った理論が存在するんでしょうか。 多分ないと思うけど。

◎というわけで、頭の悪い私にも「首相がなぜ靖国神社を参拝するのか」は理解できたので、
今度は「なんで首相が靖国神社を参拝したらいかんのか」と言う明確な答えがほしいなぁ。

【Computing】DELL製ノートPC バッテリ自主回収

https://www.dellbatteryprogram.com/Default.aspx?LN=ja-JP

Sonyで製造されたバッテリセルを含むデルブランドの特定のバッテリについて、自主回収を行い、無償で代替品を提供いたします。 これらのバッテリは極めて稀ですが、過熱し、その結果発火する可能性があることが判明いたしました。
対象となるバッテリは、次のモデルの Dell ノートブックコンピュータに搭載され販売または単体でセカンドバッテリとして販売された製品です。
Latitude: D410、D500、D505、D510、D520、D600、D610、D620、D800、D810
Inspiron: 500M、510M、600M、700M、710M、6000、6400、8500、8600、9100、9200、9300、9400、E1505、E1705
Precision: M20、M60、M70、M90
XPS: XPS、XPS Gen2、XPS M170、XPS M1710

とりあえずウチのは対象外だった。

◎ちなみにCNETの記事によると、
ソニーの広報担当者Rick Clancy氏によれば、ソニーでは410万個のバッテリのリコールにかかる費用について、Dellを支援するつもりだという。

いや、支援でないだろう支援で。 不具合要因が明確になってるならソニーが主導で費用負担するべきでないの?

2006/08/15

【Diary】私は頭が悪いので…

◎私は頭が悪いのでよくわかりませんが、現職の総理大臣が靖国神社に参拝するのが「いかん」というのが、どうにも理解できんのです。
むしろ、無責任なマスコミが必要以上にたきつけて、これまた何の責任感もないジャーナリストやコメンテーターたちが好き放題に意見を述べて、(特定)アジアとの対立構造を煽っているようにしか見えないんですよ。 私の目には。

・軍人さんの骸の上に、今の日本が成り立っている
・その軍人さんたちが身をもって軍国主義の愚かさを教えてくれたのだから、二度と日本は軍国主義化せず、侵略戦争も行わない。

と、はっきり名言すりゃええだけの話違うんですかね。
戦後61年にわたって、軍国主義化も侵略戦争も行わず、またそれに繋がるような政策を取ってこなかったと言う実績があるのだから。

【Journey】お墓参り

◎お彼岸と言う事で、妻の祖父のお墓参りに埼玉県某所に出かけてきた。 まぁ、お墓参りにかこつけて温泉宿で1泊楽しんでこようと言うちょっとした温泉旅行なわけだが。

◎夏休みの初日だけあって、高速道路は混んでいる…かと思いきや、関越道以外は結構ガラガラ。 ただ関越道は新潟方面が50km、東北道に至っては100km以上の渋滞が発生したとかで、世のオトーさんたちはさぞかしご苦労なされたことだろう。 そしてこういう行楽シーズンの高速道路はミニバンハコバンで溢れる。 本当に増えたなぁこのテの車。 私には何が良いのか良くわからない…

◎山上のお墓に着くと、曇天の空から雨粒が降ってきた。…かと思いきや雷も鳴り出して土砂降りと小雨が入れ替わる天気。 私と妻と、妻の兄と、妻のご両親と祖母。 祖母は「孫だけでなくてそのお婿さんまで来てくれるなんて…」と涙ぐんでいた。 いや、そんなたいそうなもんじゃないんですけど私。 少し照れくさくなってしまった。
そういえばこの山の向こう側は、21年前の墜落事故の現場だっけ。 このお彼岸は、あの犠牲者の人たちの魂も、それぞれの自宅に帰られているのかな。

◎お墓参りが済んで後、近所にあった窯に立ち寄る。 このあたりの名産の陶器だそうだ。 ここは陶器そのものというよりも(と言うか私、陶器の事全然わかりまへん…)そのロケーションが最高。 沢の上に建てられた展示場は和風テイストに溢れ、バルコニー(違うな…)の外は緑と水音に包まれた、まさに癒しの空間。 そしてそこにたたずむ嫁さん一家の姿。 思わずシャッターを何枚も切ってしまった。





◎旅館のほうは、これまた小川の横に立てられた素朴な旅館。 よく考えたら私、こういう上げ膳据え膳タイプの旅館って泊まるの初めてかも…お風呂と料理をこれでもかというぐらい堪能。 こういう旅館は、とにかく時間が過ぎるのが遅い。 今回はPCも持ってこなかったので、TVを見ながらゆったりとした時間が流れる。 あぁ、とんでもなく眠い。
一応私はゲストなのである程度はご家族にも気を使っていたのだが眠気に勝てず早々に失礼させてもらって…ぐー。(部屋は分かれていた)

◎翌日はこれでもかっ!! というぐらいの快晴。 特に誰も何も予定がなかったのでもう一度お墓にお参りしてきた。
そういや、ウチの墓参りも去年から言ってないなぁ。 そう遠いわけでもないし、近々行こうかな。 Posted by Picasa

2006/08/14

【Diary】奇抜と呼ぶには、あまりにも

http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000056025,20197047-4,00.htm
トイレでもiPodが楽しめる、らしい。
なかなかステキですね。 お気に入りの音楽でトイレでもノリノリ!! 今日も快便ごはんがうまい!! みたいな。
手を出す勇気はないけど。

◎でも昔、INAXが
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20040205/inax.htm
こんなの出したなぁ。

【Diary】停電

◎現在都心部(東京、千葉)で大規模停電中だそうで。

コミケ直撃? w

2006/08/13

【Computing】8月のWindows修正パッチ適用にてIEが不正終了する問題

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060812/245763/

 今回の問題は,8月9日に公開した「Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (918899)
(MS06-042)」
の修正パッチで確認された(関連記事:WindowsやOfficeに12件のセキュリティ・ホール)。このパッチを適用したWindows
2000 SP4あるいはWindows XP SP1上のIEで,HTTP
1.1プロトコルと圧縮を使っているWebサイトにアクセスすると,IEが不正終了してしまう。Windows 2000 SP4/XP
SP1以外は影響を受けない。

修正パッチで不具合と言うのもお粗末な話だが、本当にお粗末なのはこっち。

 Microsoftでは,この問題を解消するためのパッチを用意しているものの,Webサイトなどでは公開していない。サポートサービスに問い合わせたユーザーのみに提供する。国内ユーザーは,「マイクロソフトサポート契約センター」に問い合わせれば入手できる。同社では,問題が発生している場合のみ,同パッチを入手ならびに適用してほしいとしている。

◎修正パッチを用意しているならなぜそれをWindows Update公開しないのか。 もともとMSが当てろ当てろと半ば共生的にWindows Updateでユーザーにダウンロードさせておいて、不具合が見つかったらサポートに電話しろ、そうでないならIEの機能を切れとは、顧客を馬鹿にしているとしか思えない。
こういった、メーカー側の不具合に対してもユーザの声出しと作業に頼ると言う当事者意識の欠如したやり方が、MSのユーザに対する姿勢・考え方ということだろうか。 それとも公開できない理由があって公開していないのかもしれないが、それで「はいそうですからそれなら待ちましょう」で済む問題ではなく、その理由を公開するべきだろう。

2006/08/11

【Diary】日航機墜落事故

◎日本航空123便が「御巣鷹の尾根」に墜落し、520名が犠牲となった事故から21年が経過した。
21年前、私は家族旅行に出かけており、淡路島の宿泊所でこのニュースを聞いていた。
なにせ幼少の時分なのでそれ以外はほとんど記憶が無いが、連日連夜のニュースと、奇跡的に4名生還したニュースがセンセーショナルだったことは覚えている。

◎数年前、それまで公になることのなかった「事故時のボイスレコーダー音声」がテレビで放送され、それと前後してインターネットにて事故調査報告書から書き起こされたボイスレコーダ全会話内容録や、飛行経過図とあわせたFlashが公開された。

ボイスレコーダーと事故調査報告書を基にした123便墜落までの軌跡Flash
ボイスレコーダー音声/ACC交信記録
そしてそれより以前から、この事故に関しては様々な疑惑が持ち上がっている。 事故調査委員会によれば、墜落原因は過去に起こしたしりもち事故の修理ミスにより後部圧力隔壁に欠陥があり、金属疲労によって圧力隔壁が破壊され、機内の与圧空気が尾翼に集中した結果尾翼が破裂し、操縦不能に陥った、とされる。
ここで疑惑の中心となっているのが、「圧力隔壁の破損に伴う機内の急減圧を証明する物証が乏しく、むしろ急減圧は発生していないという物証のほうが多い」と言う点だ。

◎事故機は事故発生時に高度24000フィート、その後も所謂「大月大旋回」にいたる18分間はほぼ20000フィート台の高度を飛行している。この高度における外気圧は機内の40%程度しかない。
この状態で機体に穴が開いて急減圧が起これば、空気は2倍以上に膨張し、なおかつ50度を超える温度下降、そして秒速数十メートルにも及ぶ暴風が機内を吹き荒れる。 もちろん酸素濃度も40%しかないので、乗客のみならずパイロットも酸素マスクを着用しなければ、いつ酸欠症になるか判らない。

◎しかし、少なくともボイスレコーダ音声ではかなり後半になるまで酸素マスクに関する言及は無いし、事故発生時の警報音(客室高度警報音もしくは離陸警報音)も1秒間しか鳴動していない。(客室高度が下がっているなら鳴動し続ける)
また、客室乗務員の音声に風の音は入っていない。 そして何より生存者の証言で急激な温度下降や突風の発生は否定されている。
一方で異常事態発生直後の機体で現厚地に発生する白い雲(霧)が短時間発生していたり、酸素マスクが下降していたり、微弱ではあるが耳のつまりを訴える生存証言があるため、減圧現象そのものも否定できるものではない。

◎はっきりしていることは「尾翼が破壊された結果、操縦系統を全て喪失した」ことだが、事故調査委員会の調査報告はこれを「急減圧が起こったために尾翼が破壊された」と言う結論に持ってきている。 しかしこれを「尾翼が破壊されたために減圧が発生した」と考えるとある程度つじつまは合う。
つまり「尾翼を破壊するほどでもない緩やかな減圧」が発生したことによって霧や耳のつまりと言った症状が発生した、と考えたほうがある程度自然である。 酸素マスクの下降や警報音の鳴動は、尾翼破壊の衝撃に起因する(衝撃によってマスクが下降し、機体主脚の位置がずれて離陸警報音が発生した)としても説明がついてしまうのだ。

◎…と、このようにドシロウトの私でも少し考えると一般的に知られる事故原因が不可解なものであると言うことが容易に納得できてしまう。 ならば本当の墜落原因は何なのか? また公の事故原因はどのような経緯で公表されたものなのか? といった疑問や疑惑が出てくる。 今でも様々なところで議論を呼んでいるが、まぁ永遠に答えは出ないだろうし、まして自衛隊機がぶつかったとか生存者救助をわざと遅らせたとかの陰謀論まで持ち出して無茶な検証をするのはナンセンスだ。
事故原因が何であれ、520名の命が失われたことには代わりがなく、生き残った人、残された人がするべきことは、二度とこのような事故が起こらないよう、そして風化させることの無いように、この事故を伝え続けることである。
しかし日本航空は昨年、まさに事故発生20年と言うその節目の日に部品落下事故を起こしたりしている。
頼りにならない印象はあるが、どうか安全な空のたびを提供し続けてほしいものである。

2006/08/10

【Camera】ニコン、D80を発表

◎ニコンからミドルレンジ向けデジタル一眼レフ、D80が発表された。
D70の後継と言うことで、撮像素子はDXフォーマット(所謂APCサイズ)だが、画素数が10.2メガまで引き上げられた。
つまるところ、画素数だけならD200と並んだわけだ。 D200のCCDは発売直後にシマシマノイズで随分と問題が出ていたような…

◎カメラとしての基本機能も結構D200から持ってきている部分が多く、11点AFやマルチパターン測光といった機能はD200を引き継いでいる。 と言うよりD200と差異があるのは連写が秒間3コマとか、シャッター速度上限が1/4000だったりとか、RAWと同時記録できるJPGの画質が限られてたりとか…とここまで書いて、ちょうどCanonのKDNと20Dの関係に近いんだな、と言った印象だ。
当然値段もそれ相応の値段なのだろう。 さすがにD50相当とは行かないが、それでもかなり廉価に出てくるものと思われる。レンズキットで15万を下回るかな。

◎一応ニコンの中ではミドルクラスという扱いになるが、KDNとの競合という意味ではこのD80や前モデルのD70sが該当するのだろう。 D50はさすがにコストパフォーマンス最優先の機種だからね… それでも十分だけど。
KDNがそうであるように、最近のデジタル一眼レフはエントリーモデルでも一眼レフとしての性能を高いレベルで実現している。 実売20万円以下のモデルで1000万画素超えちゃうし、基本性能もしっかりしてるからなぁ。
こうなるとCanonも黙って無いだろうなぁ。 運動会シーズンまでには新製品を出すのかな?

2006/08/09

【Computing】Google Notebook

◎今更かいっ!! って感じはするがGoogle Notebookを使ってみた。
平たく言えばWebベースのメモ帳で、エクステンションをインストールすることでWebページ内のテキストを保存できるというもの。
ただし、エクステンションはSleipnirでは使用できないようだ。
使用するにはGmailのアカウントが必要。

◎さて使ってみるとフォントサイズや色指定、太字や斜字、ハイパーリンク等は扱えるが何のことはないただのメモ帳だ。
しかしBloggerの下書き帳として使う分には意外と便利だったりする。
たとえば他サイトからの記事引用をするときなんかはNotebookにポンポン記事を登録しておける。
自分で画像は張れないが、Webサイトのクリップとしてなら画像も張れる

◎また、Bloggerは下書き記事と発行済み記事を同一レベルで扱うためちょっと下書きと言うか小ネタ(記事のパーツ)の書き溜めには向いていないのだが、Notebookになら小さいことや思いついたことをとりあえず書き出しておける。
以前はWindowsメモ帳に部品を書き溜めていたのだが、GoogleNotebookならWebベースなので自分のPCでなくてもネットワーク接続されたPCさえあればいつでも編集できる。
保存形式がHTMLのようで、Bloggerと改行の形式が同一なのもポイントが高い。(Windowsメモ帳からの貼り付けでは、一行の改行は無視されてしまう)

◎なお、Notebookの共有機能もあり、ちょっとした情報伝達や、Blogのような双方向性を必要としないパブリックなチラシの裏(笑)にも使える。まぁ私はBlogの下書きを共有すると大変なことになったりするかもしれないので公開はしてないが。(何を書いとんじゃぁぁぁ!!)

【Computing】 Mac OS X 10.5「Leopard」

WWDC2006においてMac OS X Leopardが発表された. 当初来年1月頃のReleaseと言われていたと記憶していたが,どうやら来年春ぐらいになりそうだ.
今後どうなるかは解からないが出す出すといいつつスケジュールが延び延びになりコア技術すら削る羽目になっているどっかのOSよりは信頼が出来るだろうなぁw

◎今回のプレビューは「ちょい見せ」といった感じで、機能面で出回っている情報は少ない,新規機能はシステム復元機能のTimeMachine,仮想デスクトップのSpaceの二つのみで,あとはDashboard/Spotlight/Mailの機能強化やBootcamp/Frontrow/PhotoBoothの標準搭載といったところ。
これだけ見ると現行Tigerからの変更点はそれほど多くないのだが,根幹的なところで何気に一番大きな変更点がIntelアーキテクチャへの64bit対応ではないだろうか. これでPowerPC版から劣っていた部分が解消される.
(PowerPC版はTiger時点で64Bit化していたが,Intel版は32Bitになっていた)

◎といっても現行ラインナップでIntel 64アーキテクチャを満たせるのは今回発表になったXeon搭載Mac Proのみだが、Leppardのリリース時期ごろにはiMac/MacBook・MacBook ProのCore 2 Duo化が進むと思われる。(さすがにMac MiniがCore2するかどうかは・・・CPUのラインナップ次第かな?)
いまいち盛り上がりに欠ける夏のApple新製品情報ではあったが、Leopardの(ほとんど触れられなかった)64BIt化については明るい展望が見えてきている感じがする。

◎ところでMac OS Xって、メジャーバージョンアップのたびにパフォーマンスアップと言うか速度向上が図られているそうな。
メジャーバージョンアップ(どころか、アップデートパッチの適用)をするたびに速度が落ちていくどっかのOSとは正反対ですなぁ・・・

2006/08/03

【Diary】お寒い試合を見て思うこと

◎昨日のWBA世界タイトルマッチ、
私の目にはマトモな戦いには見えず、ランダエタは畳み込める状況はいくらでもあったのにあっさり身を引き適当にボディを打ったりジャブを散らしたり。
しかしそれをマトモに食らってどんどんダメージ蓄積していく亀田。 もはや終盤2ラウンドぐらいになってくるとランダエタ側も何をしたらいいのか判らないような、そんな挙動も見え隠れ。
しかし終わってみればよくわからない判定であの結果。 なんだかなーって感じだ。

◎まぁ、プロボクシングってのは興行で、あくまでも目的は金儲けなのだから、プロモートもTV中継のあり方も試合の内容も結果もすべて多くのスポンサーや観客をひきつけるためのものでしかないといってしまえばそれまで、なんだろうなぁ。
しかも中継しているのはTBS、レコ大の時期をずらして年末に特番をやるらしい。 ご苦労なことだが、TBSが特集すると言うとどうしても不信感が募る。
似たようなネタとしてたとえばこんなネタ。 悲惨極まりない環境でけなげに生きる家庭の姿をとらえてみたりしているが、
この番組にしたって節々を見ていると不自然極まりない点がいくつも出てくる。

◎しかし勝ち組負け組なんて風潮が蔓延してるからか、上記のようなサクセスストーリーやお涙頂戴努力物語は視聴率が取れるらしく、TBS側は大儲けだ。 たとえそれが脚色の上に成り立ったものであったとしても、そうでなくても。
亀田戦のあとTBSには試合結果に納得がいかない方々の抗議が4万件近くも届いたらしいが、TBS側は【前例のあること】と言って取り合う気はまったくなし。
まぁこのところ不祥事続きのTBSに放送倫理なんて無いに等しいのだから、抗議するならTBSでなくWBAや日本プロボクシング協会、解説を行った歴代日本人ランカーにでもしたほうが効果的じゃなかろうか。

◎まちがっても、亀田つながりで亀田製菓に突撃したりしないように。(実際やったバカがいるらしい…)