2006/04/29

【Sound Works】Logic7.0

前回のつづき。
Boot CampのリリースによりVer5から置いてけぼりにされたWin-Logicユーザに光明が差してきた状況だが、何せバージョンが2個も飛んでいて、Ver5から何がどう変わったのかが正直読めない状況なので、とりあえずAppleサイトに置いてあるPDFを読み漁ってみた。
ちなみにLogic Proの導入はまったく考えておらず、Expressを中心に見ている。 Audioの機能の弱さにプチ失敗感を感じているので、Proも視野には入れなきゃいけないかな、と思っていたのが、Expressの仕様を見ている限りアマチュアレベルならこれで必要十分な機能がそろっているのだ。

◎Audio5.5で実に貧弱だったオーディオプラグイン関係は、4-Band Channel EQ、Compressor、Limiter、Guitar Amp、Denoiser、PitchShifter、Preset Multipressor、PlatinumVerbなど「最低限必要なプラグイン」をきちんと備えるようになった。 これでEnsembleも搭載してるとうれしいのだが、それは高望みというやつかな?
一方インストゥルメントはおなじみES P/M/Eの他、ES1、EXSP24mk2、新型FMシンセのEFM1、Garageband Instrumentsを使用できる。 Garagebandの中にはEVP73に相当するエレクトリックピアノが含まれている(他にクラビネットやオルガン等もある)ので、一応Big Boxで提供されたソフトシンセ郡を引き継ぐことが出来る。 EXSP24mk2はプレイバックサンプラーながら、波形マップの作成(EXSP側でのシンセサイズはセーブできない)やAkai/SoundFont/GigaSampler形式のインポートに対応し、ハードディスク・ストリーミング再生も可能と、ソフトシンセの中枢をなすに十分な機能と実力を持っている。
ちなみに64オーディオ/16インストゥルメント/8バス8AUXという構成はAudioのままだ。 それだけあれば十分な気もするが。

◎Appleブランドになっての最大の恩恵がApple Loopsへのネイティブ対応で、Garagebandで使用されるApple Loopsを使ってAcid的アプローチでの楽曲製作が可能になった。 オーディオループならスライスによるテンポ/ピッチ変更、MIDIデータ(Garageband Instrumentsの音色データとセットになっている)ならMIDI情報や音色情報をそのままLogicに取り込める。
特定のフレーズと楽器設定を頂いてあとは自分でトラックを肉付け、なんていうことも可能で、単なる「ループの加工/組み合わせ」に終始しない自由度の高い楽曲作りが行えそうだ。

◎細かいところでは、Ver6から実装されているアレンジウィンドウでのチャンネルストリップ表示(現在選択されているオブジェクトのミキサー画面が、アレンジウィンドウの左下隅に表示され、ミキシングを行える)や、チャンネルストリップへのコントロールチェンジ割り当てができるようになったことだ。
どのシーケンスソフトにおいてもそうだが、アレンジウィンドウ・・・というよりも楽曲全体の構成をオーバービューするウィンドウの中でいかに各トラックの設定情報を表示するかというのはかなり難しく、しかもパラメータはどんどん増加するのでどのシーケンサもそのアサインメントに苦労しているようだ。 特にSoner系は多すぎる情報をまとめきれず、とにかく並べてみました的印象が強い。
しかしLogicは最初から「トラック情報と同じように横並びで詳細情報を表示する」と言うのは最初からやっておらず、アレンジウィンドウ左端の「パラメータボックス」でトラックパラメータを表示していた。

◎しかしそのパラメータボックスの内容をあまり変えてこなかった中で必要な情報が表示されず、ミキサー設定の変更はミキサーウィンドウを呼ぶかEnvironmentを呼ぶ必要があったのが、Ver6でチャンネルストリップ表示を入れることで一気に解決した。
ミキサー設定も含めた「現在選んでいるトラック」の全ての情報を、ミキサー画面の親しみやすい形で、最も使用頻度が高いアレンジウィンドウに表示させるという実に合理的な設計だ。
Winが切り捨てられ、Ver6がリリースされたとき、どれだけ悔しい思いをしたか・・・

◎その他圧縮形式オーディオをアレンジに直接アレンジウィンドウにアサイン出来たり、チャンネルストリップの設定(プラグインのアサイン状況やパラメータ、ボリューム、パン等)を保存できるようになったり、External Instrument I/Oプラグインが実装されたり(要するにライブインプット)と、ホームユースで考えればかなり強力な機能を持っていて、実売2万円台。 プラグイン関係はVer5 Big Boxとあまり変わらないのだから、むしろ値段は下がったと見て良いだろう。

◎とりあえずBoot Campがまだパブリックベータなので、導入はMac OS X 10.5 Leopardのリリース後になるだろうし、個人的には「どうせ買うならiBookだよな」と思っている(iBookのIntel版はまだリリースされていない)ので、冬頃の導入になるだろうが・・・
・・・はっ!! もしかしたら年末には餅の後継が出ると読んでいるんだった… 年末は大変だなぁ。

2006/04/28

【Photo Works】1000万画素

◎カシオがExlim1000万画素モデルを発表した。 CCDサイズは1/8インチでコンパクト機としては比較的大型の部類に入るが、これはもう1画素あたりの面積を稼ぎ出すために必要なサイズだったのだろう。
有効画素数1010万画素と言うことで、ピクセル数は3648×2736。 これを1/8インチ撮像上のドットピッチで換算すると1画素あたり1.9μm。しかしこのサイズでの許容錯乱円の直径を計算してみると4μm~5μm程度となるので、シビアにピンを合わせてもピクセル単位ではボケている計算になる。 しかもこのクラスのレンズのMTFも考慮すると、まぁ解像力と言う意味で1010万画素を生かせるモノではない気がする。

◎メーカの能書きには「受光面積の大きいCCD」と書いてあるが、ハニカム配列にでもしない限りドットピッチを超える受光面積は確保できないと思う。
しかし「デジタル一眼に迫る描写力!!」がウリなのだそうだ。 何も画素数が多いのが一眼のアドバンテージではなく、それはむしろ付加的要素であって、むしろダイナミックレンジや被写界深度にこそ一眼の優位性があると思うのだが。
「画像劣化の無い11倍ズーム!!」と言うのもふたを開けば4倍はデジタルズームの領域だ。
どうにも誇大広告的な感じがして仕方が無いのだが・・・
店頭に並んだら一度見てみる必要があるかな? はたして1000万画素は有効なのか否か?

2006/04/25

【Sound Works】Logic

◎曲作りをボチボチと始めているが、今回はほぼ初めてLogicでの全面作業をしている。 勿論目的は将来的なMacへの移行のための布石のようなものだが、最初はかなり難解だったもののある程度慣れてくる(&Environmentの環境が整ってくる)とMusicatorよりも作業効率は良いことに気がつく。

◎入力効率に関しては大手シーケンサーの中では唯一タイ入力に対応していると言うことで、少しの慣れとキー設定が必要ではあるが、かなり速く、かつ直感的な入力が行える。
ピアノロール(マトリクスエディタ)の分解能すらキー操作では変えられないCubase、Sonerとは大きな違いだろう。(Sonerは改善されているのかもしれないが、タイ入力はできないらしい)

◎むしろ一度シーケンスを作ってしまえば、エイリアスを使用していくことで【曲の骨格】はすぐに作れてしまう。 Logicでの曲作りがアレンジウィンドウ中心と言うのは本当で、Musicatorに慣れているとアレンジ(オーバービューウィンドウ)は単なる曲構成の表示とトラック情報の編集ぐらいにしか使わない癖がついていたが、Logicではアレンジウィンドウを非常に多用する。 むしろマトリクスウィンドウはノートの入力と編集ぐらいで、意外に出番が少ない。

◎最下位バージョンのAudioなのでオーディオ周りの機能は非常に貧弱で、せいぜいソフトシンセのホスト程度にしか使えない代物だが、「ソフトシンセの動くMIDIシーケンサ」と割り切って考えても、Logicならではの個性が光ってくる。
シーケンス単位でセットされる非破壊系のパラメータエディット(クオンタイズ等)や、条件設定で実行するMIDIイベント編集(トランスフォームウィンドウ)等を駆使すると、「細かいことを気にしないで適当にリアルタイムで打ち込んだデータ」をベースにして、きちんとしたMIDIトラックをあっという間に作れていく。

◎ソフトシンセはEXSP24 ぐらいしか使っていないが、EXSP24はSound Fontの読み込みに対応しているので、ネットに公開されているさまざまなSound Fontで音色を拡張していける。 勿論クオリティはピンキリだが、中には実在する機材の音を丸ごと取り込んだ超巨大ライブラリなどもあり、これらを漁っては自分の曲に放り込んでいくのも面白い。(上に張ってある画像も、入手したSound Fontのデータをいくつか使用している)

◎と言うことで、今更ながらLogicでの曲作りの効率の高さ、作業のやりやすさに驚いているところだが、これらは基本的に将来的なMac移行+Logic7移行への布石みたいなものである。 BootCampによるWindowsデュアルブート環境も整いそうなので、できれば音楽環境はMacに持っていきたいと思っているのだ。
そのあたりのLogic 7がらみの話は次回。 Posted by Picasa

2006/04/23

【Favorites】プロが要求するもの

◎会社の同僚が単身赴任で音楽再生環境が要ると言うので、SMS-1Pを譲ったところ、「サイズからは想像できない高域/低域の再現性と、定位の明瞭性に驚いた」と言うコメントを頂いた。
ここにも書いたことだが、民生用の機器はそれほど定位や帯域の分離性を重視せず、むしろ全体をミックスした際の響きを重視したものが多く、その耳に慣れていると、モニターが出す「混ざり合わない音のイメージ」は驚くに値するものなのだろう。

◎さて、その同僚とスピーカ談義をしている中で、こんな記事を見つけた。
まぁ…何というか、かなりの電波系であることだけは間違いなさそうだ。
文脈を要約するとスモールモニターの火付け役であるNS-10Mを徹底的にコキ下ろし、「本当のプロならばラージモニターを設置して、「本当の音」でモニタリングし、レコーディングエンジニアは、市場の要求に屈することなく、常に最高の音質を刻み込め」と言うことを書いている(と、私は解釈した)

◎>「ムダ」、「ムラ」、「ムリ」、トヨタ生産方式で言えば、仕事の三大悪であり、絶対に許されない考え方
トヨタ生産正式を引き合いに出してまで、この筆者は「正確な音をハンドリングすれば一流、市場の要求に応じたモノを作るのは2流、と言いたいらしいが
それならば、目に見えない部分の車の性能や機能をとことん削り、パフォーマンスや実効性を重視した「80点主義」がトヨタの基本の考え方であり、少なくとも、小規模では絶対設置できないようなラージモニターのようなものは絶対に作らないトヨタの姿勢は社会悪なのだろうか。 社会悪を唱えるトヨタが社会悪を犯す。 豪快な矛盾ですね。
実効性や有意差を客観的・数値的に判定できない「効果」をウリにしているオーディオケーブル屋ごときにトヨタ生産正式を語られては、
トヨタの生産現場の人は怒るだろうな。きっと。

◎この筆者が完璧に勘違いしているのは、「プロフェッショナル」と言うものを取り違えていると言うことだ。
プロフェッショナル、とは本来「何かを極めた者」ではなく、「何かで対価を得る者」であり、その評価は得られた収入(利益)によって判断される。
仮定の話だが、SSLの卓、アルテックのラージモニター、そして大規模な工事を経て作られたレコーディングスタジオでマスターを作成したものと、02RとNS-10Mを持ち、そこらのホームセンターで買ってきた材料でルーム・アコースティックを改善したプライベート・スタジオで作成されたマスター、これらからCDを作り出し、同じような売り上げを記録したとしたら、プロフェッショナルとして「良い仕事」をしたのはどちらなのか?
私は後者だと断言する。対費用効果の薄い仕事しか出来ないプロに存在価値は無く、それはただの「自己満足」「自慰行為」 でしかなく、突っ込んだコストに見合う収入が得られないのことこそ本当の「無理」「ムラ」「無駄」…つまり社会悪だ。

◎この筆者が主張するように、NS-10Mが「ラジカセやiPodで再生した音をチェックするためのモノだったとすれば、それはまさにプロフェッショナルの機材の条件を満たしている。 少なくとも、どこにもNS-10Mが貶められる理由は無い。
ラージで形成される音場を、市場が必要としなかっただけだ。
何度も言うが市場の要求にこたえられないプロフェッショナルや「プロ用機材」は失格であり経費の無駄であり、社会悪だ。
「正確なモノこそがプロフェッショナルの正しい姿だ」と言う持論をトヨタの前で披露したら、笑いものになるだろう。

◎音楽でも写真でも絵画でも映像でも何でもそうだが、「プロフェッショナル」の領域の下に「趣味」の領域がある。そして、「趣味」の為に「プロフェッショナル」のための機材を導入する分野がある。しかし、「趣味」は基本的にノーリターンで、自己(もっと言えば「自己だけが」)満足すればそれで済む。 よって、それらの機材は、ユーザ自身が満足するための機能を備える。一方でプロフェッショナル機材は、それを使うユーザのためではなく、「それを用いることによって生み出されるものを得る人」が満足するための機能を持っていなければならない。
よって、それらを「趣味」で手にする人は、常にそのことを意識…「ユーザが気に入るために作られているわけではない」と言うことを意識しなければならない。
勿論、それらを踏まえたうえで「自分が気に入るかどうか」と言うファクターが入ることはなんら悪いことではないが、少なくとも「プロ用機材」で定番になるにはそれなりの「合理的かつ自己満足にならない」理由があるのだ。 それを「世間の評判を鼻で笑い、自分の主張が一番である」という論調で貶めるというのは、自分の自慰行為を世間に知らしめるのと同次元であり、愚かしい行為だ。

◎私自身プロでも何でもないのに、「分かったように」ちょっと強い口調でチラシの裏を書いてしまったが、自分も「趣味でプロ用機材を持つもの」として、あまりにもこの文章が許せなかったので記してみた次第。 Posted by Picasa

2006/04/17

【Photo Works】ダイナミックレンジ

◎Tremolo/Panライブから1枚チョイス。
背景に当たっている光はスポットライトのそれなのだが、ダイナミックレンジの広さが生きているようでかなり緻密に光を描写して、ちょっと立体的、かつ幻想的な雰囲気が出ていると思う。
妻のOptio S4ではややつぶれ気味、と言うか、ハイコントラストな画像になるためスポットライトの光は白い筋となって現れる。

◎ライブコンサート撮影の場合、かなりISO感度を高くとらないとTvが稼げず被写体ブレを起こしやすい。 しかしISO感度をあげればそれだけノイズやダイナミックレンジで厳しくなる。 この写真はISO800(USO800ではない)で、かつ露光を1段落としての撮影だが、それでもほとんどノイズは目立たない。

◎この写真はJPG撮って出しだが、RAW画像で忠実設定にすると更にダイナミックレンジの広い画になる。 ただし、RAWのままだと逆にコントラストが無くて全体的にパッとしない(鮮やかさが無い)画になってしまう。
人間の目と言うのは実物で見る色よりも若干鮮やかな方向(=コントラストが立っている)で色を記憶する習性があるそうで、KDNの現像パラメータ1はそういった【見た目に良い色】を再現するためにシャープネスやコントラストを若干強めている。
「本当の色と違うじゃないか」と言う突っ込みは入りそうだが、どうせRAWで現像する際に色はどうとでもいじれるので、そこらへんは「よく出来たプリセット」と解釈すべきなのだろう。

◎デジカメにおけるダイナミックレンジの広さはほぼ撮像素子の面積…つまりは1画素あたりの受光面積にほぼ比例すると言ってよい。 フジのハニカムCCDが高感度なのは、センサ自体の感度向上とともに、ハニカム配列にすることで画素の受光面積を広く取れるからだ。
(逆にハニカム特有ノイズ等の問題点はあるのだが) APSとはいえ一眼クラスの撮像素子なら、リバーサルフィルムに近いダイナミックレンジとラチチュードを確保できる。(ネガフィルムはもっと広い)

◎Optioのようなコンパクトデジカメでも、昼間の風景撮影や人物撮影ではそのコントラストの強さを生かした色合いの鮮やかな写真が撮れ、むしろそういった状況では一眼よりも「見た目が良い」写真が取れたりするものだが、「鮮やかなものを鮮やかに」「淡いものを淡く」撮影するのなら、やはり撮像素子が大型に越したことは無い、ということなのだろう。 Posted by Picasa

【Diary】潮干狩り

◎4/14(土)、会社のレクリエーション行事と言うことで潮干狩りツアーに参加。
この潮干狩りは何年か前にも参加したことがあり(リンク先の5/17日記参照)、その当時は主催者側の立場だったのだが、今回は参加者の立場で楽しく貝を掘ろうと企んでいたのだが…

◎その日は朝から薄日で、気温もあまり上がらない。 最高気温が10度程度と言う。 海に入れるような靴類は私も妻もサンダルしか持ち合わせておらず、ええいままよと言うことでそのまま出発。
朝7時台に首都高を突っ切ると言う自殺行為的ルートを辿りながらも、参加者を乗せたバスは木更津へ爆走。 見覚えのある海岸に到着。

◎このあたりから雲行きは一気に怪しくなり、また遠浅の海岸と言うことで遮蔽物も特に無く、たっているのがやっとの強風&低温。 その中で海辺で潮干狩りをやれと言うのだからもう大変。 気分は八甲田山だ。
水に濡れたサンダルは容赦なく体温を奪い、開始15分で既に感覚を失っている。 風がすごいので上着の裾がめくれて肌着が露出して寒いの何の。 貝を掘るのにこれほど過酷な思いをせねばならんのかと思ってしまったw

◎しかしさすがに観光地化しているだけあって、1時間程度(寒さと格闘しながら)掘っていると、みるみるうちに網はアサリで埋まっていく。 一人当たり2kgという数量制限がある(それ以上は追加料金を取られる)ので我々は目測3kg程度でやめたが、5人で参加して7kg近く掘った(しかも家族サービスで、事実上パパ1名でそれだけ掘ったらしい)というツワモノもいた。
流石に1時間以上やっていると限界と言うことで早々に撤収。 しかし撤収の途中、港に戻る船のスクリューに網が絡まり漂流すると言う惨事に見舞われてしまった。 寒いっちゅーに。
ちなみにこの江川海岸、年間何人来訪しているのか分からないが仮に1万人来て、平均で一人当たり掘り出される貝を2kgと見積もると年間20トンの貝が掘られていることになる。 地元の漁業関係者があらかじめ養殖して撒いているんだろうけど… うーん、20トンと言う数値が多いのか少ないのか微妙に分からんなぁ。

◎さて潮干狩りを終えて、途中バス休憩と言うことで海ほたるに立ち寄ったのだが、そのころから急速に天候が回復してトップの写真である。 風は相変わらず強いので寒いことには変わらないのだが、せめて太陽だけでも出ていてくれれば違ったのに…

◎そして今日の晩飯はあさりご飯&あさりのみそ汁であった。 しかしまだ結構残ってるなぁ。 どうやって食べようか。 Posted by Picasa

【Diary】Tremolo/Pan

◎秋葉原Pagodaで地味~~~~~な活動を続けるTremolo/Panなるバンドのライブに行って来た。 まぁこのバンドとの縁と言うと
以前の職場に勤めていた派遣さんが某バンドのギタリスト

某バンドのライブに足を運んでいた

某バンドのドラマーがTremolo/Panのドラマー、かつギタリストは元ベーシスト

嫁が気に入る

(,,゚д゚)ウマー

という経緯をたどるわけだが。

◎さてこのバンド、Gt、Ba、Drの3人構成で、通称【おやじバンド】 まぁおやじと言うほど全員年食ってないわけだが。
まぁ何と言うか、「如何にして人を不快にさせずに嫌われるか」と言うことを探求しているようなそんな感じがする。
メンバーのBlogにもどことなくそんなテイストが漂っている。

そんなメンバーBlogはここここ。 Posted by Picasa

2006/04/13

【Photo Works】Picasa

◎Googleの配布する画像管理ソフト、Picasaをインストールしてみた。
KDNの画像管理ソフトとしてはZoomBrowserEXがあるのだが、とにかくこいつの動作が重い。 サムネイルの生成がフォアグラウンドで行われるので、私のようにNAS(しかも無線LAN)にデータを保存していると、サムネイルの読み出しだけで10分以上の時間がかかる。 しかもキャッシュをしていないらしく、少しスクロールさせただけでも「ガリゴリガリゴリ…」
表示動作も極めて遅く、Windows標準のプレビューのほうが早かったりする。

◎で、Picasaだが、こいつの動作は実に軽快。 サムネイルの生成や画像ファイルの検索を「メディアディテクタ」と言うバックグラウンドサービスで行うため、Picasaの動作には影響しない。 最初の起動こそ画像スキャンの時間がかかるものの、あとはキャッシュされたサムネイル+差分のロードのみのため高速に起動してくれる。レビュー記事では10万枚程度までは普通に使えるそうだ。
ちなみに一眼で必須のRAW、拡張RAW(CanonのCR2など)も読むことが出来る。

◎画面構成も独特で、フォルダを単に「サムネイルの区切り」としてのみ扱い、サムネイル一覧では全ての画像がシームレスに閲覧できる。 よくある左側ペインでフォルダを選び、右側ペインでサムネイルを閲覧…というスタイルとは一線を画する。
さらに「ラベル」と言う単位で、ファイルの格納場所にかかわらず画像をグルーピングできる(実際の画像格納場所は動かない)ため、どこに何の画像があると言うことを特に意識する必要がない。 好きなラベルを作って、そこに画像をグルーピングしていけばいい。

◎「実際の画像の格納場所が動かない」 と言うのはデジカメ画像整理では画期的な概念だと思う。 またPicasaでは色調整や効果等の簡単な補正ができるが、これも非破壊で行われ、実ファイル化は「エクスポート」コマンドで行う。編集用のファイルをわざわざ用意しなくても、Blog投稿用画像などが気軽に用意できる。
Blogといえば、PicasaはBloggerへの投稿機能も持つため、画像の選択→調整→投稿、と言ったワークフローをシームレスに連携させることが出来る。 これは実に便利。

◎BootCampがリリースされてからMac OS Xのページを改めて見ていると、iLifeが提供する「音楽、映像、写真等のメディアを軸としたPCの楽しみ方」に興味を引かれたが、Picasaも「画像」と言う面においてその役割を十分に果たしてくれる。
個人的には、WindowsにおけるiLifeの役割をGoogleが提供して欲しいなぁ、と思ったりする。
まぁ本当はMSがOSと直結して出してくれればいいんだけど、MSが出すと訴えられるしなぁw

2006/04/06

【Diary】Appleの大英断


アップル、Boot Campを発表

◎とんでもない事態が起こった。 AppleはIntel Coreを採用するに当たって、当初Windowsへの対応を「禁止はしないがサポートもしない」と言うスタンスを採ってきたが、ここにきてまさかApple本体がWindowsのブート環境を提供すると言うのだ。
現在Intel Macを利用する人はパッチの適用によって、そして今後リリースされるMac OS 10.4.6以後はOS標準のサービスとして提供すると言うのだから驚く。 つまり、今後のMacは「追加モジュール」の形ではなく、Windowsへの対応を標準機能として取り込むと言うことだ。

◎ここ最近のAppleは市場開拓のキラーアプリを次々と発表しているが、ソフトウェアや単機能ハードウェアでなく、自社製PCそのものを「Windowsユーザに対するキラーアプリ」と位置づける、という事だろう。
Boot CampによってどこまでWindowsの機能を引き出せるかは未知数だが、遜色無く使えるレベルに仕上がると仮定すれば、
ユーザにとっては「WindowsPCの選択肢が増える」し、「付加機能としてMacOSが使える」という強烈なセールスポイントを生む。
自社のブランドにほとんど影響を与えることなく市場を拡大し、あわよくば自社OSユーザそのものを拡大してしまおう、という訳だ。
「MacとWindowsはすみ分けられるべき」と言う暗黙の固定観念を打ち破った新戦略だ。

◎私にとってみれば、一度閉ざされた「Logicへの環境移行」の道が再度開かれた形である。 Macへの環境移行というリスクを最小限に食い止めながら、Windows撤退後劇的に進化したLogicを手にするチャンスが出てきた、と言うことだ。
しかも従来のvirtual PCのようなエミュレータではなく、OSの、そしてIntel Macのネイティブ機能としてWindows環境が提供されるのであれば、なおさら期待は高まってくる。
実際のところはいくつかの人柱報告を待たねばなるまいが、非常に期待している。 しばらくAppleから目が離せなさそうだ。

2006/04/05

【Sound Works】D888

◎PCが死んでいる間にKORGからD888なる製品がリリースされていた。
瑞田ガクシ氏が既にレポートしてくれているが私なりの見解を。

◎簡単に言えば8インプット、4バス+8インディビデュアル出力のミキサー部と,8tr・44.1kHz・16Bitレコーダをくっつけたような代物だ、
USB2.0を装備していてがMIDIインターフェイスやオーディオインターフェイス、フィジカルコントローラとしての機能を備えているわけではなく、PCの外部HDDとして認識させることで、HDRに記録されたWaveファイルを転送するための機能である。 そういう意味でYAMAHA MW10/MW12とは少しコンセプトが違っている。

◎ガクシ氏の場合トラックダウンはPC側で行うため外部HDRのデータをトラック毎にPCに転送する作業があるらしいので、その作業があるならHDDがPCからアクセスできるメリットは大きいだろう。
しかし私のようにトラックダウンをHDR側で行い、最終ミックスデータをCD-RWに一度焼いてPCに読ませている場合はあまり恩恵に預かれなさそうだ。SCSI経由で読ませるのはAWでも可能だが、もともとYAMAHAのSCSIはとんでもなく遅いので使う気にはならない。
転送用のCD-RWを1枚用意して焼いたほうが余程早い。

◎ただ4.3kgと言うノートPCより少し重い程度の筐体を考えると、こいつの最大の利用用途は「出張録音機」ではないかと思う。
たとえば家でオケを作っておいて2trに落としてD888に流し込み、D888だけ持ってリハスタに行く。
リハスタではあらかじめ仕込んだオケに合わせてヴォーカルパートや生ギターパート等を録音し、家に帰ってDAWに落として
最終的なミックスを行う。
内蔵されているエフェクトを使ってヴォーカルへの返しに軽くエコーを当ててあげればヴォーカリストの気分も良いだろう。

◎つまり、DAWに落とすためのWaveファイルを「貯める」ための機材と思えば、結構使い出はあると思う。
インプット数が少なく、オーディオインターフェイス機能を持たないため、自宅録音環境の常設コンソールとして使いづらいと言う難点はあるが…。

【Diary】長い社会復帰への道程

◎とりあえずBlogが更新できるところまでは何とか環境復活…しかしここに至るまでは長く苦悩の道程であった。

◎前回Blogを脱稿後、早速OSをリストア→製品添付デバイスドライバ投入→製品添付ノートン先生(2002)インストール、という流れで作業をしたら、ノートン先生インストール後のリブート→LiveUpdate後、「あと1分でOS落とすぞゴルァ」と言う見たこともないようなダイアログを頻発するようになり、3回程OSからクリーンインストールを試みても同じ症状が連続。はっきり言ってこんなのは経験がなかった。

◎製品のハードウェア的な故障を疑いDELLサポートに電話するものの、サポート側の回答は的を得ない。
以下、サポートの回答と私の反論。
「ノートンとの相性問題では?」→信頼性テストも実施できていない製品をプリインストールで添付してると言いたいのか?
「ノートンの有効期限が切れている」→ウィルス定義自体はちゃんとLiveUpdateで落とせてるのに有効期限切れか?
「ノートンのプログラムがシステム日付を参照していて有効期限切れの可能性」→追記不能なCDにそんな情報どうやって書くんだ?
結局、修理が有償になってしまうとの理由で「まずはノートンに電話してくれ」という曖昧な回答。

◎と、ここで押入れに目をやると正規品ノートン先生2003。 そういや最初の更新の時に正規品買ったんだっけ。
祈るような気持ちでクリーンインストールを行ったところ、LiveUpdate直後に一度シェルが落ちたもののその後は正常動作。
通算6回目にしてやっとOSインストール成功。 Logicのインストールも無事成功、その後のアプリインストール/ドライバインストールにもさしたる異常は発生せず、今に至るわけだ。

◎しかしそのインストール作業の途中で、クリーンインストールに幾度となく失敗した理由が判明した。
実は、最後のクリーンインストールの直後、ウィルススキャンをかけると「クリーンインストール直後にも拘らず」産み落とされたワームが3件も発見されたが、ワームの本体が見当たらない。
ワームの説明を読むと、Kazaa/IRC等を経由して拡散し、乱数発生でIPを割り出し、特定のポートからワームをほかに拡散するタイプだ。
そしてそのポートは…Windows Messengerで使用するTCPポートなのだ。

◎Windows MessengerのTCPポートは、ファイル転送の関係でルータのポートを手動で開いていた。
ここにつけ入れられ、LiveUpdate実行直前にインターネット接続用にLANポートを開いた瞬間、ワームが流れ込んでウィルス感染していたわけだ。
ノートン先生を2003にしたらインストールがうまく行ったのは「たまたまタイミングが良かった」だけだったようなのだ。
ルータの接続ログを確認すると、DoSパケットログにはこの3日間程大量のパケットを受けている記録があった。

◎現在はポートも閉じ、NASも含めたフルシステムスキャンが完了しているので一安心ではあるが、
1歩間違えればNASからの情報流出もありえた状況だったわけで、やはりルータのポートは安易に空けるものではない、と言う
よい教訓になった。

◎そして今、どういうわけだかワークグループへの接続ができない状態だが、これは全ノードの設定が一度書き換えられるのを待たねばならなさそうなので、本格的な社会復帰はもう少し時間がかかりそうだ。
(NASと直接接続できないと、バックアップファイルを元に戻せない…)

2006/04/01

【Diary】天中殺2

※エイプリルフールネタではありません。 念のため。

◎足掛け3日かけてPCの復旧を試みた結果…

再度復旧の必要が出てきてしまった!! しかも最後の最後の作業で!!

という大惨事に見舞われてしまった。
理由はLogic5.0. WInXP Sp2導入後にインストールしようとしたのがマズかったらしく、
Logicの本体は入るがプラグインのインストールを一切受け付けようとしない。
OSを最新にアップデートしてからインストールしようと思ったのが間違いだったようだ…

次回はLogicを最優先でインストールするようにしよう。
というか、従来OSアップデータ→ドライバ→アプリ、の順で入れていたが
アプリ→ドライバ→OSアップデータ、のほうが良いか?
それともSP2の導入はしないほうが良いのか?

◎という事で、またしばらく何もできない状態が確定… ホントに、私が何をしたというのだろう。